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【グルメ】「荒木屋」の出雲割子そば(島根県出雲市)

島根県は、出雲市を訪れた。そこで、出雲市の名物である、「出雲そば」とりわけ「割子そば」を食べてみたいと思った。

「出雲そば」「割子そば」とは何か。出雲観光協会のホームページを見てみよう。

同ページの、「出雲そば」の説明箇所を抜粋させていただこう。

出雲そばは出雲地方を代表する食文化です。特徴の一つとして一般的なそばと比べて見た目が黒っぽいところにあります。
通常そば粉を作る時は、殻をむいたそばの実を一番粉から四番粉に分類します。そばの実の中心に行くほど白くなり、どの場所を使うかによってそばの種類も変わってきます。中心の白い部分、一番粉で打ったそばが、いわゆる「更科そば」と呼ばれるもので、出雲そばは粉の選別をせず、玄そば(殻のついたそばの実)をそのまま挽き込む「挽きぐるみ」と呼ばれる製粉方法で作ります。
そのため色は黒っぽくなりますが、栄養価と香りが高く、風味と食感の良いそばが出来上がるのです。

そして、出雲そばというと、「割子そば」というスタイルが有名だ。三段に重なった赤くて丸い器に入っているものだ。

「割子そば」の食べ方は、とてもユニークだ。1段目を食べ終えたら、残ったツユを2段目にかけて、2段目を食べ終えたら、3段目も同様にして食べる。なかなかユニークな食べ方であると思う。

この「割子そば」を食べるため、蕎麦屋さんを探した。

選んだのは、老舗の「荒木屋」さんだ。

行列ができるらしいので、開店前に行ってみた。こちらは、のれんが出る前の、お店の入り口。

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開店よりかなり前であったが、玄関横に、既に、名前を書く用紙が用意されていた。ここに名前を書き込んでおく。

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開店時間になって、お店に戻ると、そのほかのお客さんもいた。早速入店する。メニューは、こちら。

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注文したのは、割子三代そば、1170円。3種類の味が楽しめることに魅かれた。

暫く待って、運ばれてきたのが、こちらのお盆。

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そうそう、これぞ、イメージ通りの、割子そば! 赤くて丸い器が3段に重なっている。

この3段を全部並べてみると、以下のとおり。蕎麦だけの器、蕎麦にとろろの載った器、蕎麦に有精卵(と胡麻)の載った器の3つ。

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しっかりした風味。そして、蕎麦は、細いのだが、しっかりとコシがある。とろろと有精卵も、蕎麦とよくマッチしていた。とても美味しかった。目で楽しめ、舌でも楽しめた。至福のひとときだった。

ごちそうさまでした!

※過去のそば屋さんの記事もどうぞ!

<長野県伊那市・高遠そば「ますや」さん>

<福島県南会津郡下郷町・高遠そば(ねぎそば)「三澤屋」さん>

<茨城県常陸太田市・「慈久庵」さん>


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