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高尾山を登る!6号路で自然溢れる山旅へ【/#031】
2024年7月に、初めて高尾山に登ってきました。高尾山は東京都八王子市にある標高599mの山です。関東で一番登山者が多い山で、都心からのアクセスも良く秋には紅葉が素敵なのだとか。
小さい子どもからご年配の方まで歩く、入門の山として知られる高尾山。実は以前から、一度登ってみたいと思っていました。とはいえ登り高低差は409mのため、簡単とは言い難いです。400mを越えてくると、まだ私の中ではハードルが高く感じますね。
しかし前回登頂した、鳴神山の登り高低差は555m。
きっといけるはず...!と思いチャレンジしてきました。実際どのような山だったか、感想を交えてお伝えします。高尾山にチャレンジしたいと思う方は、ぜひ参考にしてください。
高尾山を楽しむ8つのコース
高尾山のコースは8つです。難易度が簡単な順から紹介します。
2号路(☆1):霞台ループコース
5号路(☆1):山頂ループコース
1号路(☆2):表参道コース
3号路(☆2):カツラ林コース
4号路(☆2):吊り橋コース
6号路(☆3):びわ滝コース
稲荷山コース(☆4):尾根コース
高尾山〜陣馬山コース(☆5):高尾山/陣馬山コース
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難易度☆1の2号路と5号路はさる園と山頂周りを歩き、4号路は2号路と山頂をつなぐコースです。スタート地点の高尾山口駅から歩くとなると、1号路・6号路・稲荷山コースのいずれかになります。
他にもケーブルカーやリフトを使えば、1号路の途中までショートカットできます。高尾山〜陣馬山コースは、山頂から城山、景信山を行き陣馬山に向かうコースです。
今回私は6号路で登り、下りは1号路の道を選びました。6号路を行きに選んだのは、自然を感じながら登山を楽しめると情報を得たからです。同じく自然溢れる稲荷山コースは、難易度が高めとあったので次回以降にしようと決めました。下山は薬王院に立ち寄りたいと思い、1号路を選び登山計画を立てました。
高尾山の実際の登山記録
私が歩いた実際の登山記録は、下の写真です。
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のぼり560mと記録されていますが、スタート地点の高尾山口駅の標高は190mで山頂は599mと、登り高低差は409mです。
山の形のとおり6号路は傾斜がとてもキツいわけではなく、登りやすい箇所も多かったです。むしろ下りの1号路の方が、急だなと感じました。とはいえ6号路も、最後の600mは一気に登るハードな箇所もあります。
自然溢れる高尾山6号路の魅力
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ここからは、私が実際に行動した記録を紹介します。結論として、6号路を選択して良かったなと思いました。多くの人が訪れるため登りやすいうえに、見所も多く満喫できました。
道幅:狭い
道の状況:崖がある危険箇所あり
休める所:道の途中にベンチが数箇所ある
登山者:多い
トイレ:なし
高尾山口駅から6号路まで
群馬県から圏央道を通って車で行き、駐車場は高尾山口駅前の市営駐車場に止めました。線路の高架下をくぐった先に氷川神社があったので、無事に登山ができますように!とお祈りします。
駅は登山者や観光客で賑わっていました。
山道までにはお土産屋さんや飲食店が立ち並び、戻ってきたら寄りたいなと思いながら歩きました。
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ケーブルカーに乗りたい人は、清滝駅が出発地です。
道ゆく登山者の年齢は、私が登ってきた中で一番幅広いように感じました。小さい子から小学生や部活の団体さん、トレイルランをする人までいて、多くの人が訪れるだけあるなと思いました。
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沢沿いを涼しみながら歩く
6号路は自然溢れるルートですが、最初は舗装された道を歩きます。道幅も広く歩きやすいです。
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ここから本格的な山道に入ります。道幅は一気に狭まるため、すれ違う下山者に気をつけなければなりません。
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山頂に向かう6号路は、沢の隣を歩くコースです。登山日の最高気温は37℃(実際の八王子市の最高気温は36.7℃)と、しばらくぶりに猛暑日予報となりました。しかし暑さは思ったほどではなく、風がさあっと吹いてくると、冷たさを感じて涼しかったです。新緑も多いので、歩くコースのほとんどは日陰でした。
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道の途中には、沢に下りられる箇所があります。触ると冷たくて、とても気持ちいいんです。歩くとすぐに汗だくになるので、顔を洗ったり首や手首を冷やし、こまめに水分補給をしながら進みました。
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沢登りができる6号路
登りはじめてから3.4kmくらいたつと、稲荷山コースにつながる分岐が出てきます。稲荷山コースに行ってもいいですし、6号路をそのまま登ってもどちらも可能です。私はそのまま6号路へ。下の写真のとおり沢を歩きました。
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晴れていたのも良かったです。雨であれば水量が増え、危険が増すかもしれません。夏は突然の雷雨もあるので、天気の変動には要注意です。
それにしても、バシャバシャと沢の中を歩くのはおもしろいし楽しく懐かしかったです。ほとんどは浅い水量でしたが、深いところで3〜5cmくらいあったかもしれません。少なくともソールの高さよりは上でした(ミドルカットシューズです)。
ただ沢でなくとも、6号路は湿った地面や岩を歩きます。土地柄として硯や碁石に使われる岩が多いらしく、硬い岩上を歩く箇所が多いと感じました。
最後の階段を登れば、いよいよ頂上
途中休憩を挟みながらも、珍しく余裕を感じていた今回。成長したかもしれない...と喜んだのも束の間、最後に階段が登場します。
この階段が一番キツい!!2021年4月にリニューアルされたとあって、新しくきれいな状態でした。けれど階段は、平地を登るよりも足を上げる分、筋肉の負荷がかかります。ここまで疲労も溜まっているのに加えて、更に負荷とは!心臓のバクバクは最高潮です。
とはいえ階段を登り切れば、本当に頂上まであとわずか。
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登った先は休憩広場となっており、ベンチが多く設置してありました。ありがたい気遣いです。
ここで息を整え、頂上へ行きました。
頂上から見える絶景
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頂上には別のコースから来た登山者も合流し、多くの人で賑わっていました。
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自販機やトイレも充実していて、ビジターセンターでは自然体験プログラムやワークショップが開催されています。(イベント情報は公式の最新情報をご覧ください)
ゴミは基本的に持ち帰りなので、あらかじめゴミ袋を持っていくと安心です。
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山頂は開けているため、太陽の日差しを直接感じます。暑い...。下りる前に日陰で涼み、しっかり息を整えました。
1号路を下り薬王院へお参りへ
帰りは1号路を歩きました。道が舗装されているとはいえ、思ったより急だなと感じました。足の疲労がひどければ、ケーブルカーやリフトの利用も有りだと思います。
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薬王院は大きなお寺でした。山頂から来たので、本社を通り本堂へお参りをします。無事に登頂できました、と感謝を込めました。
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休憩をかねて買ったのは、抹茶ソフトクリーム!冷たくて甘みがほどよくおいしかったです。他にも、山頂や山道でも多く見かけたのはお団子です。実は高尾山のお団子は有名らしく、購入している方が大勢いました。
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やっぱり一度は行きたい高尾山
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高尾山は、観光客が多いのもわかるわぁと思える素敵な山でした。
スニーカーで登られる方も多かった印象でしたが、6号路は岩や沢を歩くのでトレッキングシューズをおすすめします。
そこまで本格的に考えていない方でも、ケーブルカーを使って1号路を登れば手軽に登れます。
高尾山に行ったことがない方は、ぜひ一度訪れてみてください!