小夜

短歌を詠んでいます。最近は和歌をはじめとする古典を学びはじめています。 いにしえの人々のこころ、暮らし、視線など、現代を生きる私にはあたらしくて インスピレーションをいただいています。このnoteでは、その学びを記してゆきたいです。

小夜

短歌を詠んでいます。最近は和歌をはじめとする古典を学びはじめています。 いにしえの人々のこころ、暮らし、視線など、現代を生きる私にはあたらしくて インスピレーションをいただいています。このnoteでは、その学びを記してゆきたいです。

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自己紹介

はじめまして。小夜と申します。 本日よりnoteをはじめます。 私は群馬県に住んでいて、25才から短歌を詠んでいます。 いただいたティッシュについていた詩を読んで(こんなにも短い言葉で気持ちを伝えられるのだ!)と感動したのが23才の終わり。 短い文章を書きたいとなにがいいか探していた時に、たまたま職場の近くの文化センターに短歌の講座があるのを見つけました。 土曜日の午前10時から2時間、月に2回。これはいい!と、参加をしました。 1990年代の半ば頃だったでしょうか。(は

    • 小倉百人一首鑑賞(一)理想の天皇像

      秋の田の仮庵の庵の苫をあらみわが衣手は梅雨にぬれつつ  天智天皇 (あきのたのかりほのいほのとまをあらみわがころもではつゆにぬれつつ) (母音:あいおあおあいおおいおおおあおああいああおおおえあうういうえうう) 現代語訳:秋の田のほとりにある仮小屋の屋根、その屋根に吹いた苫の網目が粗いので、私の衣の袖は夜露に濡れてゆくばかりだ 本日より、鑑賞をはじめます。 和歌と現代語訳、そして母音を書きました。 普段は意識をしないですが、日本語は一音一音すべてに母音がついていて、そのよう

      • 昭和38年の資料の自由闊達な気風

        資料2冊です。 一冊は、2008年発行の『原色小倉百人一首』文英堂。 この頃から古典をと思ってはいたらしく、積読をしていた本です。 読まないままの可能性を見て、手ごろな560円(税込)です。 安いですがオールカラーで、ポイントを抑えての解説と歌に詠まれた風景などの写真はイメージがしやすくて、お買い得でした。 もう一冊は、東京にいった時にふらりと入った古本屋の店先でワゴンセールをしていたもの。 昭和38年12月初版の『文法詳解百人一首精釈』加藤中道館。 定価160円。手元の

        • 草原の中の一本が語る風

          今日から古典の森へ分け入っていきます。 まずは百人一首からはじめることにしました。 なじみがあるから入りやすいのと、遠く万葉の時代から鎌倉時代に至るまでの長い時間を含んでいる上に、その数はわずか百首。 ぎゅっとまとまった中に王朝和歌の歴史を展望でき、それぞれの時代の歌人や歌柄を知れるのは魅力的だと思ったからです。 推しの歌人とかできたらいいですね。 この百首を選んだ選者はすごい!とつくづく感じ入るのですが、歌の中にある心情、まなざし、流麗でねばりのある韻律に、いちいち倒れ

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        自己紹介

          スキが好きになる!

          自己紹介の記事にスキをいただいて、ドキドキしています! アラフィフになるとスキと明言してくれる方はめっきり減って、言わずともスキでいてくれる人々はいるのですが、鏡に映ると同様にぼんやりとした輪郭になります。 それもまた穏やかで、精神的で、この身にはフィットしますが、軽やかにスキって伝えてもらえるってこんなにもトキメクのだなあと感じました。 ありがとうございます! わたしも伝えたいです! noteもですが、実は昨年から自分でちいさく仕事をはじめていて、そちらの方も動かしてい

          スキが好きになる!