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本の読み方が変なのですが

午後は本を読んでいた。私は集中力が恐ろしくないので、1冊の本をずっと読み続けることができない。すぐに飽きが来てしまうのだ。これは本の面白さとは関係がない。なので、複数冊を手に取れる所に積んで、その中から1冊少し読み、違う本を読み、また違う本を読み、ということをしている。このようなことをしているので、1冊を読み終わるにはそこそこの時間がかかってしまう。

「その読み方で内容覚えてる?」と言われると、正直なところ自信がない。「なんとなくは……」としか言えない。この読み方では小説を読む事は厳しい。小説のほうが、覚えておかなければいけないことが多いからだ。

そして、積読本が多いので、その中から手元に積むまでにも結構な時間を要してしまう。読了する頻度より、本を買う頻度のほうが圧倒的に高い。単行本を発売時に買ったのに、読めないでいるうちにその文庫版が出てしまうこともかなりある。

ここまで書いていて、とても恥ずかしい。そして、本の筆者や制作に携わっている方々に非常に申し訳ない。私も小説を書いているので、完成したらすぐ読んでほしい気持ちは身に染みてわかっている。なのに、その本人がいろいろな理由から遅読なのだ。

読みたい気持ちはある。なのに私の能力が追い付かない。これは悔しい。1日に3冊読む、などといった話を聞くと、己の駄目さに打ちひしがれる。読書速度の問題ではなく、集中力の問題なので、先天的なものなのだろうと思う。

とはいえ「集中力 続かない」などと検索すると、たくさんの記事が上がってくることから、集中力の無さに困っている人も多いことがわかる。こういった記事中にあるようなコツを意識することで、集中力を高めていくことはできるのかもしれない。

集中力を上げられることを期待しながら、私はとりあえず今の複数冊読みを続けていくだろう。読了が遅くなることに後ろめたさはあるものの、それでも「読みたい」という気持ちが生まれていること自体は、良いことなのだと思っていたい。

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大場さやか
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