刹那のデート
出張で長崎を歩いたわけです。
この3年弱の帰省はお盆と暮れに限定されていたので、馴染みの中華店には行列が出来ていたり、ビストロは予約で満席とか店休日とか。
それで普段着の長崎というのは、本当に久々ですね。
別居離婚を機に売却した自宅の側にあるベーカリー。
懐かしい香りのするバゲットとパイを買いました。
自宅の近辺を歩くと、辛かった思いが溢れてきて。
睡眠障害の時期のように寝つきも悪いし、数時間で目が冴えてしまう。その感覚も味わうことになって。
出張業務を終えて。
来年には還暦を迎える同級生と一席。
もう10年ぶりの旧友も参加してくれまして。離島では拝めない大海老の天ぷらなどを頂きました。しかしながら夜半に目が冴えてしまう。
早朝よりお墓掃除に行きまして、それで長くいい関係を続けている女子と、焼肉デートを楽しみました。わずか2時間弱だけど大切な時間だった。
彼女の近況は鬱状態で、通話アプリで話していても上の空というのが判っていて。これは何とか元気づけしたいと。
不思議だね。
その1時間甘りでSwitchが切替わったらしい。
髪を切ってまた歩き出せるようになったらしい。
近隣の老婦人から、そんないいひとが居たのなら、もうそこへ嫁ぎなさいなと言われたのよ。
ならおれは受けるよ。一緒に歳を重ねていくのも一興だと思うし。
これが縁になるのかは、神のみぞ知ることだと思うけど。