風景を考える 【アルヴァロ・シザ レサのスイミングプール】 #027
1966 PISCINA DAS MARÉS(レサのスイミングプール)
Alvaro Siza - Leça da Palmeira, Portugal
アルヴァロ・シザ Álvaro Siza
ポルトガルを本拠に活動し、地域性を反映させたシンプルかつ詩的な造形美で世界の注目をあつめる建築家
1933年、ポルト近郊マトジィニョスに生まれる
ポルト造形美術学校で建築を学び、ポルトガルを代表する建築家フェルナンド・タヴォラの事務所で働く
1955年独立して建築設計事務所を開設。多くのローコスト集合住宅や公共施設を手がけ、周囲の環境に調和し、地域的特色と機能性を兼ね備えた作品を発表してきた。
出世作「レサのスイミング・プール」(1966)は、自然の一部であるかのように海岸沿いの岩場を生かしてつくられ、スペインのキリスト教の聖地サンティアーゴ・デ・コンポステラの「ガリシア現代美術センター」(1993)は、隣接する修道院に似た花崗岩を用い、古い町並みに溶け合ったシャープで機能的なデザインとなっている。
その他代表作「ポルト大学建築学部棟」(1994)、「アヴェイロ大学図書館」(1995)、「サンタ・マリア教会」(1996)、「リスボン万博ポルトガル館」(1998)など
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