ストレスで痛みが増える?痛みとストレスの関係とは?後編〜原因不明の痛みになぜ漢方が有効なのか?【漢方的ヘルスケア】
前回より僕らが感じる体調不良のなかで、もっとも辛い症状『痛み』についてお届けしております。
前回はそもそも『痛み』とは何なのか?なぜ僕らが痛みを感じるのか?痛みがなかたらどうなるのか?ということや
感じる痛みにも色々な種類があることなどをお伝えしました。
※詳しくは前編のnoteを御覧ください〜
今回は
ストレスで痛みが増える?痛みとストレスの関係とは?後編〜原因不明の痛みになぜ漢方が有効なのか?【漢方的ヘルスケア】
というテーマでお届け致します。
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【なぜ漢方は原因がよくわからない痛みに有効なのか?】
僕らのもっとも身近な病気や怪我の症状『痛み』についてお届けしているシリーズの後編。
前回の最後に『原因がよくわからない痛み』についてお伝えし、その対処法として漢方が非常に有効である、というお話をしました。
今回はまず『なぜ原因不明の痛みに漢方が有効なのか?』ということを考えていきましょう。
もちろんすべての痛みに有効というわけではありません。
また、漢方薬の選び方や養生法の提案の仕方は漢方家によって異なりますので、結果が異なることはもちろんあるので、絶対ではありませんが(世の中には絶対はありませんよね)
漢方界の先人、先達の方が残してくれた多くの症例などから漢方が病院の検査等で不調が特に見つからなくても痛みを感じるような方の治療に有効であると言えると思います。
それはなぜでしょうか?
その大きな理由は漢方の歴史にあると思います。
漢方は血液検査、レントゲンやCT、MRIなどの検査などなんにもできなかった、なかった時代の医学です。
漢方での治療は患者さんの訴えと
四診
と言われる患者さんを『よく見て』
患者さんの話を『よく聴いて』
患者さんにきちんと『質問して』
患者さんの体に『触れて』その状態を総合的に判断して体調を整える医学なのです。
今の時代は僕らも病院での検査結果などを参考にしながら相談を受けることが多いのですが
漢方の本質から行くと検査結果などなくても、検査で悪い場所がなくても、患者さんのお話を聞かせていただき、見させていただくことでお悩みに答えることができるとおもいます。
(もちろん検査結果などを活用することはとっても大切で見えないものを見ることも出来るので『見る必要がない』と言っているわけではありません。有効活用することは大切です)
漢方はもともと検査などなかった時代の医学。検査結果など最初からない事が前提で不調の改善対策を考えるので、検査で悪いところが見つからないけど、体調が悪い、という方には漢方はピッタリと言えるでしょう。
では、検査では悪いところがみつからなかった『痛みの原因』とはいったい何なのでしょうか?
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