春は出会いと別れ・涙の季節〜泣くことも素晴らしい養生になる〜後編〜【漢方的メンタルヘルス】
前回より「泣くこと」が実は素晴らしい養生になる、というテーマでお届けをしております。
(前回に引き続き「泥棒猫」さんのイラストをカバーに使わせて頂いております。とってもステキなイラストですよね。)
泣くことに関してはネガティブなイメージを持っている方が多いと思いますが、感動の涙、喜びの涙など非常にポジティブな涙もありますし
誰かに共感して涙を流せるということはとっても素晴らしいことだと思います。
前回のnoteではそんな泣くこと「涙」にはどんな種類があるのか?
そして泣くことがストレス解消になる理由を紹介する前に自律神経の仕組みの話などからお伝えしましたので、今回はその続きとなります。
春は出会いと別れ・涙の季節〜泣くことも素晴らしい養生になる〜後編〜【漢方的メンタルヘルス】
というテーマでお届けいたします。
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【泣くことは自律神経にどう影響?】
前回は涙の種類について、そして涙がストレス解消になり理由を説明する前に大切な体の仕組み
「自律神経」についてお伝えしました。
今回はその続きから。
涙は目を潤す、ゴミを出すなどの目的以外にも感情の高ぶりによって出てきます。
怒り、喜び、憂い、悲しみ、恐れ
漢方では5つの感情「五情」があると考えており、カラダの弱りとリンクしていると考えます。
極端にこれらの感情が高ぶるときはカラダからの弱りのサインと考えるのですが
兎にも角にもこの5つの感情はどれが高ぶっても涙が出てきます。
(笑いすぎると泣きますよね)
以前「笑い」についてお伝えしたときにも登場しましたが、感情が高ぶると人間は興奮するため交感神経が優位になります。
そしてその交感神経が高ぶった反動で副交感神経が優位になった時に非常にリラックスをすることができるのです。
これは大笑いしたあともそうですし
最近話題の「サ活」サウナでも同じような効果が現れます。
泣いている瞬間は交感神経が高ぶり
そして感情が高ぶったあと、涙を流し終わって心が落ち着くいてくると優位になるのが副交感神経なのです。
涙はもしかしたら感情が高ぶりすぎてしまうとそのストレスで自律神経が乱れ、様々な不具合がカラダに起こるので、それを緩めるための神様が人間に備えてくれた生理現象なのかもしれませんね。
泣いたり、笑ったり、サウナ入ったりすると自律神経が整い、スッとリラックスできる理由はこの自律神経のスイッチングにあると言われています。
【涙もろすぎるのは春に頑張る肝の弱り】
そんな涙ですが、漢方、中医学の世界では実は今の季節、春と涙は非常に関係深いと考えられています。
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