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春はカレーがおすすめ!漢方的体調&体質別・春のカレー養生〜①〜【漢方的食養生】

※今回は無料記事にてお届けいたします。

ついに届きました。

先日テレビ東京の人気番組『カンブリア宮殿』で紹介され、そのあまりの魅惑的なラインナップとこだわりの製法に思わずポチってしまった

『ニシキヤキッチン』

こと

株式会社にしき食品さんのカレー。

もともとはレトルトパウチの商品を無印良品さんなどの大手ブランドのPBを受注生産するメーカーさんだったらしいのですが今ではNB商品も多数製造販売されている宮城県のメーカーさんです。

詳しくはカンブリア宮殿をぜひご覧いただきたいのですが(Voicyでも番組が始まったのでVoicyでも音声番組でダイジェストが配信されるかもしれませんね)

今回は頭の中がカレーで一杯になっておりますので

春はカレーがおすすめ!漢方的体調&体質別カレー養生①【漢方的食養生】

#漢方的食養生

というテーマでお届けいたします。

【みんな大好きカレー】

ということで、今回はカレーがテーマです。

カレーはラーメンと共にもともと日本食では無いものの、日本独自の進化を遂げて今では多くの日本人が愛する国民食とも言えるメニューだと思います。

外食でも時間をかけずにさっと食べれて満足感が高いカレーはランチなどの人気メニューでもあります。

ちなみにプロレスラーの天山広吉選手は注文してから一番早く出てきて、すぐ食べれる、そして味もほぼ外れることが無いという理由から遠征の移動中にサービスエリアで食事を取る際は必ずカレーを食べるそうです。

さて、そんなカレーですが実は今の季節、春にとってもおすすめのメニューだと僕は考えます。

その理由をまずはお伝えしたいと思います。

【カレーはもともとどんな地域で食べられていたか?】

今回のテーマのカレーですが、もともとはどんな国の料理でしょうか?

カレーといえばやっぱり『インド』ですよね。

インド以外でもタイカレーなんかは最近ではかなり一般的に食べられるようになってきましたが、インドやタイなど高温多湿な暑い国で基本的には好まれている料理だと思います。(例外もあると思いますが)

なぜ暑い国でカレーという食べ物が好まれたのでしょうか?

様々なスタイルのカレーがありますが、基本的にはスパイスを組み合わせて作りますので、香りも良く様々なスパイスの味が合わさって五感を刺激してくれます。

また

カレー=辛い食べ物

というイメージが付いているほど辛味があるのもカレーの特徴です。

この2つがカレーの大きな特徴だと思いますが

まず香り

香りが特徴であるスパイスですが、これは漢方的には香りの良いものは気血の巡りを良くするものと考えます。

日本でもネギや紫蘇など香りの良い香味野菜や薬味で使われますよね。

そして辛味

薬膳では辛味は五臓の肺と繋がり深いと言われるほど、呼吸を活発にしたり(辛いとヒーってなりすよね)する働きがあります。

そしてちょっとした辛味はカラダを温める働きがあるのですが、激辛、強い辛味にすると熱が高くなり発汗を促し、最終的には体温はさがりカラダを冷やします。辛味は基本カラダを温めますが、過度な辛さは逆にカラダを冷やしてしまう、取り扱い注意の味と言えます。

激辛料理を食べて汗を大量にかいた後、スーッと体温が下がり涼しくなる感じを味わったことがある方は多いと思います。

このようにカレーが熱帯の国で愛されている理由はスパイスで暑さによるストレスや湿気で停滞した気血の巡りを良くしてくれたり

湿気と暑さでカラダの中に溜まりやすい過剰な熱をカレーの辛さで発散して体温が上がりすぎないようにしたりするという働きがあるからでは無いかと思います。

寒い国や地域では新潟のかんずりのようなピリ辛はあっても、激辛料理って食べませんもんね。

カレーという食べ物にはこのような特徴があるとおもいます。

【なぜ春にカレーがおすすめなのか?】

そんなカレーですが、なぜ春におすすめなのかをここからはお届けしたいと思います。

高温多湿の国の料理なので真夏のほうがおすすめなのでは?

と思う方も多いかもしれません。

もちろん夏のカレーも最高ですが、それと同じぐらい春にもスパイシーなカレーを活用してほしいのです。

春という季節は中医学では冬の間に溜め込んだエネルギーをつかって万物が伸びゆく時期、芽吹く時期だと考えます。

寒い冬は『閉蔵の時期』といい、冬眠のようにできるだけ来たるべき春に向けてエネルギーを蓄えておく時期だと考えます。

春はそんな冬に溜め込んでおいたエネルギーを発散する時期なので、停滞させず、体の中の様々な物を巡らせておくことが大切です。

そのため薬膳では春は香りの良いものを食事に活用することが良いとされており、春が旬の柑橘類、ハーブ類などの香りの良いものでリラックスしたり、リフレッシュしたりすることが大切と言われています。

スパイスを活用したカレーはそんな春にはうってつけのメニューと言えるでしょう。

そして辛味です。

春のカレー養生でまずご注意いただきたのは大量の発汗を促すような『激辛』は合わない方が多いということです。

最近はテレビ番組で激辛料理を芸能人の方が汗ダラダラでヒーヒー言いながら食べている番組を見かけますが、カラダには当然ですが良くないですよね。。。

カラダに湿気がたまりやすい梅雨から夏にかけては辛味の効いたメニューで適度な発汗をすることはカラダに余計な水分などが溜まりやすい湿邪体質の方や、過剰に水分を取りすぎていたり、あまり汗をかかなない、かけない方には良いかもしれませんが、春先はスパイスは適度に効かせても辛味は程々にしておきましょう。

発汗で体力を消耗しない程度の辛味であれば香りの良いスパイス同様、薬膳でも辛味はカラダの中の様々な物の巡りを良くしてくれますのでおすすめです。

春の漢方的養生の基本は『巡らす』

そして上手にエネルギーを『発散』させることです。

季節の変わり目で気圧変化や寒暖差により自律神経が乱れやすい時期です。

また、以前もnoteでお伝えしましたが日本の春は出会いと別れの時期ということで環境変化によるストレスも多くこちらも体調を崩す原因となります。

そんな春に香りの良いスパイスと適度な辛味でストレスで停滞する『気』

寒暖差などで停滞する『血』

気血を巡らせてくれるカレーは非常におすすめだと言えます。

次回も春のカレー養生についてお届けいたします。

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