GW前から始める5月病対策〜③〜【漢方的メンタルケア】
※今回は無料記事となっております。
いよいよゴールデンウィーク目前ということで3回に渡り5月病対策についてお届けしてきました。
僕自身は学生時代含めて5月病を意識したことはありませんが、5月病の大きな原因の1つが皆さんも御存知の通りこれからやってくる大型連休
『ゴールデンウィーク』
の存在です。
新年度スタートによる環境変化等の精神的ストレス
激しい気象変動による身体的ストレス
この2つが5月病の大きな原因ですが、実は『ホッと一息』つける、いいタイミングでの休みと思われているゴールデンウィークの存在
実はこの期間の過ごし方が5月病対策ではとっても大切なのです。
カラダを休めるためにやみくもにダラダラ過ごしたり
『せっかくの休みだから遊ばなくちゃ!』とアクティブに動くことばかりが良いとは限りません。
今回は5月病対策の最終回としてゴールデンウィーク中の過ごし方を含めて、体調、体質など関係なく多くの方に活用していただけるような5月病対策をご紹介したいと思います。
GW前から始める5月病対策〜③〜【漢方的メンタルケア】
というテーマでお届け致します。
【5月病予防はゴールデンウィークの過ごし方がポイント】
シリーズで5月病対策についてお届けしてきました。
前回までは漢方的な体質を使いながら
『5月病になりやすい体質』
についてご紹介し、それぞれの注意点、対策についてもご紹介してきました。
今回は
『自分は環境変化も無いし5月病とは無関係』
と思っている方にもぜひ取り入れてほしい養生法をゴールデンウィーク中の過ごし方を中心にお届け致します。
さて、年度末の忙しさ、そして年度初めの慌ただしさ、そんな状況から一息つけるのがみんなが楽しみにしているゴールデンウィークです。
忙しい時期を乗り切るため
新しい環境に適応するため
春は『頑張る神経・交感神経』が優位になっている方が非常に多いと思います。
交感神経はカラダを頑張らせるアドレナリンがマシマシになるので、その時は疲労もあまり感じず、頑張れてしまうのですが、恐ろしいのがその後です。
無理をしたツケはちゃんとカラダに返ってくるようになっており、カラダを壊さないためにもその反動で
『癒やしと休息の神経・副交感神経』
が優位になります。
それが過度になると強すぎる疲労感、脱力感、やる気の低下などが表れます。
ゴールデンウィークはまさにそのタイミングで長期の休みということもあり、一気に疲労が現れる時期なのです。
【GW中も生活リズムは崩さない】
忙しかったり、気を張っていた4月が終わり待ちに待ったゴールデンウィーク
『あれしよう』『これしよう』
色々やりたいこと、行きたい場所も山積みだと思います。
ぜひせっかくの長期休暇なので思い思いに楽しんでほしいのですが、注意してほしいことがいくつかあります。
旅行に行く方も、自宅でゆっくり過ごす方にも共通してオススメなのが
『生活リズムを崩さない』
ということです。
外出したりすれば当然普段とリズムが変わるのは仕方ないことなのですが、具体的に崩してほしくな生活リズム、それは
『寝る時間』
そして
『起きる時間』
いわゆる『寝起きの時間』です。
寝る時間、起きる時間の急激な変化は体内時計を狂わせます。
体内時計は自律神経の支配下
それでなくても仕事モードから長期休みモードに切り替わるゴールデンウィーク。
そこに先程もお伝えした春独特のストレスも加わるわけですから体内時計まで狂ってしまったらゴールデンウィーク明けの出勤、通学は自律神経がみだれまくってしまい、非常に心もカラダもキツイものになります。
ぜひ自律神経への負担を減らすためにも
寝る時間、起きる時間だけは
できるだけいつもと同じ時間にして、ずれてもなるべく『±30分ぐらい』にしておきましょう。
食事を食べる時間もゴールデンウィーク中は乱れやすいので、胃腸の動きもカラダのリズムなので、できるだけ普段と同じ時間帯に食べたり、いつも食べないような時間に食べすぎないようにしましょう。
【発散型・静養型・タイプ別の過ごし方を】
次は具体的な休み中の過ごし方です。
これは初回のお伝えした『気』のトラブルから起こる5月病対策に似ていますが、タイプ別の対応が必要です。
日頃からエネルギーをしっかり発散することで気分がスッキリして疲労が取れるタイプか?
ゆっくり過ごすことで疲労が回復するタイプか?
自分の体調をよく見ながら過ごし方を考えましょう。
休み中アクティブに過ごすことで肉体的な疲労は感じても気分がリフレッシュできてスッキリするという方もいます。
逆に『せっかくの休みだから!』とアクティブに過ごすことでリフレッシュするつもりが、肉体疲労を過度に蓄積させてしまい、かえって心身を弱らせてしまう方がいます。
自分がどちらか見極めるのはなかなか難しいかもしれませんが、シンプルに肉体疲労を強く感じている時はできるだけ、のび太くんではありませんが、ゆっくり、のんびり過ごすようにしましょう。
逆にイライラしたり、精神的な疲れの方を強く感じるようでしたら思いっきり運動したり、汗をかいたり、アクティブに動いてストレスを発散させましょう。
ただし、休みの最終日はできるだけ忙しくせずに、ゆっくり過ごして、アクティブに休み中に動いていた方も肉体疲労の回復に努めましょう。
【GW前にしておきたい準備】
5月病対策としてゴールデンウィーク中の過ごし方をお伝えしましたが、最後は休み前からしておいてほしい準備です。
ゴールデンウィークや年末年始休暇のように長期の休み前は休みを取る分、仕事を前倒しにしてやらなければならないため、かなり忙しくなります。
また、同じように連休明けは連休中にたまってしまった仕事の処理に追われるなど、連休前、連休明けは仕事が山積みになりがち。
休み前の忙しさは
『後少しで連休だ!』
と目標があるので、乗り切れますが、連休明けの忙しさは憂鬱以外の何物でもありません。
ただでさえ憂鬱な連休明け、ゴールデンウィークは
『ブルーマンデー症候群・サザエさん症候群』
のスペシャル版がやってくるので、5月病を防ぐため、休み明けの憂鬱を減らすためにもできるだけ、休み明け初日・2日目の仕事のスケジュールなどはゆとりをもたせておきましょう。
『休み明けだからアレやらなくちゃ』『これやらなくちゃ』
と気忙しくなってしまうと心のゆとりがなくなり、5月病にもなりやすくなります。
ずらせる予定は週の後半にしたり
翌週にするなど
連休モードから仕事モードに切り替えるリハビリ期間
として休み明けはぜひゆったりスケジュールに今から調節しておきましょう。
職種によっては仕事量の調整が難しい方も多いと思いますので可能な限りで良いので仕事に向かう状態にゆとりを作りましょう。
オススメは休み明け初日はいつもよりちょっと早起きをして朝の時間にもゆとりを作りましょう。
いつもより早く職場にいくことで時間的なだけでなく、精神的にも大きなゆとりができます。
医療機関や接客業の方は休み明けは患者さん、来客が増える傾向があります。
慌ただしくスタートしないためにもちょっと意識して早く職場に行き、余裕をもって休み明けを迎えましょう。
3回に渡り5月病対策についてお届けいたしました。
せっかく4月から始まった新しいスタート。
素晴らしい年度にするためにもゴールデンウィーク明けの5月を元気に乗り切りましょう。
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