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春は「頑張りすぎない」〜頑張るの大好き症候群にご注意を〜【漢方的メンタルヘルス】

※今回は無料記事となっております。

新年度もスタートして

「よし頑張るぞ!」

というポジティブなエネルギー満載の方もいれば

転勤や配置換えなどで思ったように行かずにちょっとテンションが下がっている方もいらっしゃるでしょう。

今日はそんな春に気をつけてほしい

『心の持ち方』

についてお届けしたいと思います。

春は「頑張りすぎない」〜頑張るの大好き症候群にご注意を〜【漢方的メンタルヘルス】

#漢方的メンタルヘルス

というテーマでお届け致します。

【春は「頑張る自分」に酔わないで】

今回は新年度のスタート、春の時期に注意してほしいことを

「心の持ち方・考え方」

の視点からお伝えしたいと思います。

春は変化の時期で新しい環境に変化したり、生活リズムが変わった方も非常においと思います。

環境の変化があるときはそれが「よし!頑張るぞ!」というプラス思考をもたらすときはもちろん

「嫌だなぁ」

とネガティブに捉えるときでも結果的には同じようにその状態を乗り切るために

「頑張ろう!」

「乗り切ろう!」

と気合が入るのが人間の性だと言えると思います。

そんな無意識に頑張ってしまう時期だからこそ気をつけたいことが

「頑張り過ぎない」

ということです。

【春は頑張りすぎない】

特にここ数年は新型コロナウイルスの影響による生活環境の変化があり

まだまだいつ頃この不便な状況が解消されるのか?

いつになれば日常が戻るのか?

未だにわからない状態です。

「頑張ること」

は区間が区切られている状態

ゴールテープが見えている短距離走やゴール目前なら多少無理しても大丈夫ですが、マラソンのような長い距離、先が見えない状態でずっと頑張りすぎると心とカラダはどうなるでしょうか?

途中で息切れしたり、無理をして故障したりしてしまいますよね。

マラソンを最初から全力疾走するようなものです。

新しい環境でのスタートの時はついつい肩に力が入り頑張りがち。

4月から5月だけ頑張ればよいのであればゴールが見えているので良いのですが、仕事だとそういきません。

無意識に力が入り頑張ってしまうので、意識的にちょっと力を抜いて八分目ぐらいで抑えておきましょう。

いきなりずっとフルスロットルでは心もカラダも持ちません。

【頑張る自分・無理する自分に酔わない】

また、これは以前にもお伝えしたことがあることで、特に男性に多く見られる傾向があるのですが

「頑張っている自分・無理している自分大好き症候群」

にはぜひ注意しましょう。

「夜遅くまで無理して頑張っている俺!ステキ!」

「こんなときでも無理して必死で仕事している自分でかっこいいな!」

という風に頑張っている自分が大好きという方、結構いるとおもいます。

昔は多かったらしいのですが

「寝てない自慢」

が代表格の

「無理して頑張っている自慢」

これは体調管理的にも非常に危険ですし

今の社会では睡眠時間を削って仕事をしているなどと言うと

「自己管理ができてない人」

という烙印を押されかねません。

日頃からつい頑張りすぎてしまう方は意識的に無理をしないように気をつけましょう。

また、家族やパートナーにそういう傾向がある方は早めに声をかけてアクセルを緩めてあげましょう。

【漢方的には春はつい頑張れちゃう季節?】

冒頭から春は頑張りすぎない、という事をお伝えしてきましたが、実は中医学、漢方の世界では春という季節は

「頑張れちゃう季節」

と言えるかもしれません。

漢方では春は「発生」の季節と行って、冬の間に溜め込んだエネルギーを発散して万物が伸びゆく時期と考えます。

また、冬の陰の時期から陽の季節へと変化するため、陽気が満ちて気持ちも元気に明るくなりやすい時期と言えます。

そんな季節なので、心もウキウキ明るくなりますから交感神経も優位になりアドレナリンも多めに出てしまい、つい頑張れてしまう、無理できてしまう、そんな季節なのです。

そのような意味でも春は何か行動を起こすには最高の季節

「よし頑張ろう!」

という気持ちになるのは漢方的には万物が伸びゆく時期でエネルギーを発散する季節だからだと言えると思います。

頑張れる事は素晴らしいことなのですが、それだけに頑張りすぎて春に機能が高まる「肝」が機能亢進しすぎてしまい、自律神経が乱れたり、血流が悪くなったり、メンタル不調が起こったりと思わぬ不調が起こると考えますので、くれぐれも頑張り過ぎには注意しましょう。

【頑張り過ぎの時のストレスケアの養生とは?】

このように頑張りすぎてストレス疲労を溜め込みやすい春のストレス解消法としておすすめの方法があります。

それは

「負のベクトルを自分に向けない」

という考え方です。

これはストレスがたまった時、その負の力のベクトルがどこを向くかということはすごく重要なことだからです。

ストレスを発散させたいという力が他人に向いてしまうと非常に迷惑な状態になります。

側にいる人に当たり散らしたり

イライラして攻撃的になってしまったり

結果的に多くの人を傷つけてしまうので誰も近寄らなくなり、最終的には自分にとって大きなマイナスとなってしまいます。

しかし、そのベクトルが自分自身に向きすぎてしまい

「自分はダメだ」「私のせいでこんなことに」

など過度に自分に負荷をかけてしまうことも当然良くありません。

もし、なにかストレスになるようなことがあり、それを発散したいというエネルギーが溜まってしまったら

その負のベクトルが他人や自分自身に過度に向いているようだったらその矛先を変更しましょう。

誰にも迷惑をかけない発散方法もたくさんあります。

創作活動など、進んでいることがわかりやすい趣味を楽しんだり

ゲームの世界に入り込んで楽しんだり

本や映画などの物語に入り込むことで頭の切り替えになります。

また、大きな声で歌うこともおすすめです。素晴らしい発散になりますし、カラオケなどでみんなで歌うことで発散プラスグルーミングにもなり非常によいストレス解消となります。

運動であればジョギングなどしっかり目の運動をして思いっきり汗をかいて、体力を使うことで心地よい疲労感を感じることができ、たまったエネルギーの発散となります。

できるだけ負のベクトルのちからを他に向けましょう。

春は頑張りすぎてストレスが溜まりやすい時期。今回は頑張りすぎてストレスとためないようにする考え方と、ストレスの発散方法などについてお届けしました。

何もなくても負荷がかかる張るという季節。

周りにも、自分にもあまり負荷をかけないように気をつけましょうね。

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