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小説って何のために読むの?

こんにちは、爽香さわか なこです。

先日、仕事で上司にこんなことを言われました。

「小説って、非日常を楽しむためのものだよね」

自分の身の回りでは絶対に起こらないであろう事象を物語の中で楽しむ。そう上司は言っていました。

その時、私はすぐに自分の中でこの考えを噛み砕くことができなくて、同意ができなくて。貼り付けた笑みで、「そうですよね〜」なんて返事をヘラヘラ。

あなたはどうでしょうか。
何のために小説を読みますか。

しばらくの間、私はその言葉が頭の中でぐるぐると回っていました。

私は非日常を求めて、小説を読んでいたのだろうか。

考えても明確な答えは出ないのに、「なんだか違う気がする」というモヤモヤとした思いが、脳内で渦を巻くのです。


では、こう考えてみたらどうだろうか。

「私はどうして文章を書くのか」

問いを変えた途端に、頭の中の私が「はい!」と勢いよく手を挙げました。

「はい!」
「はい!」
「はい!」

何人もの私が登場して、みんな自分の意見を言うのです。それまでぐるぐるとしていた脳内は、一瞬で言葉の嵐に見舞われます。

自分の思いを言葉にしたい。
考えを文章に残したい。
誰かに読んで欲しい。
楽しんで欲しい。

それならば、どんなことを書くのか。

私のこのエッセイのような、意見文のような、感想文のようなものを書く時は、自分の感情をそのまま書き留めるようにしています。「何を書こうかな」というよりは、「今のこの思いを書いて残しておこう!」といった感じです。

後から見返した時に、「あの時はこんなことを考えていたのか。へぇ」と、自分が自分ではないような気持ちになることができます。

いや、そんなことよりかは、たまたま誰かの目に留まった時に、「こんな考えの人もいるのか〜」と思ってもらうことができたらいいなぁと思っています。

何か爽香さわかの記事を例に挙げようと思って見てみたところ、こんなものがありました。これは、読んだ後に寒くなるnoteです(汗)



そして、本題の小説についてです。

私は小説も書いているのですが(noteには載せていません)、非日常を意識しているかといえば真逆のような気がします。これは私の個人的な意見です。

「この世界のどこかでこんなことが起こっているかも?」
そんなことを思いながら、つらつらと文を連ねています。

小説を書いていることについてはこちらにあるので、よろしければ🍃


そこで気が付きました。

「だから上司の言葉に頷けなかったのか!」


数日後。上司の机の上(いつも散乱している)をふと見た時に、私はあるものを発見しました。

それはハードカバーの本で、このタイトルは……、


某サスペンス作品。


「こんなのが日常茶飯事であってたまるか!!」


上司と爽香さわかの趣味嗜好が違ったということで、私は何も見なかったことにしてその場を立ち去りました。

つまり、世の中には色々なものがあって、それに対して色々な考えを持った人がいるということです。「小説」といっても様々なジャンルがあって、そのジャンルについても楽しみ方は人それぞれ。そのことを忘れてはいけませんね。


チャンチャン。


爽香さわか なこ

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