don't think. just feel.
『 don't think. just feel 』
きっと 私たちが 誰かと比べてしまったり
なにかが足りないと思ったり
ちょっと憂鬱になったりするのは、
feel 感じることよりも think 考えることが多くなったから。
feel 感じること
それは私たちの5感を通して行なわれること。
嗅覚や触覚、視覚や味覚、聴覚。
自分の感覚を通して 私たちはいろいろなものをfeel感じていく。
風を肌で感じて、天気を読みとり、
陽の光で暦を知り、、、
きっと ずっとずっと前の私たちの祖先は
もっと感覚(sense)に優れていたと思う。
そしてその感覚を通して、さまざまなことを感じ取っていたのだと思う。
自分の感覚を大切にして、
そこから何かを感じ取ったり、読み取ったりしていた。
風のにおいに 嵐を感じ、
空気の重さに 雨を感じ、
そこには 人の感覚よりも自分の感覚を大事にする、
感覚の知性が働いていた。
今の私たちは、感じることよりも考えることを多くしてきているのだと思う。
あれこれと、いろんなことを考えすぎて、
たくさんの情報が混じって、
何が自分に必要な情報なのか、それが正確な情報なのか、分からなくなり、
いつしか 私たちは感じることよりも、考えることに夢中になり、
自分の感覚さえもわからなくなり、
『比べること』 で、
自分の位置を確認する。
『比べる』ことで、
自分が今どこにいるのか、幸せなのか、満ち足りているのか、
判断するようになってきた。
『 don't think. just feel 』
感じること。
それは自分自身を知る一番最初の道。
ちょっとの間、
考えるのをやめて、判断するのをやめて、
感覚に意識をむけてみる。
哀しみも、怒りも、喜びも、楽しみも
あなたの心のどこでそれを感じているのか
身体の感覚を研ぎすましてみる。
食べながら携帯をいじること
何かをしながら 人の話を聞くこと
そんなこんなを一旦やめてみて、
あなたの意識を超えて、
身体を通して表現された生命からのシグナルを
感じ取ることができるだろうか?
生命が発する躍動を、衝動を、
体の知性が語りかけてくる言葉を
(あなたは)聞く事ができるだろうか?
ほほをなでる風のこそばゆさを、
重なり合う葉音のかすかな響きを、
柔らかい陽射しが体を和らげる感覚を。
『 don’t think. Just feel 』