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暗記パンを食べるように読書したい

書いてみても「投稿ボタン」を押す自信がなく下書きだけが増えていく。
そんな”下書きため込みグセ”を私は持っています。
いしかわゆきさんの著書『書く習慣』を読むとこれを改善できるかもしれないヒントがたくさんつまっていました。
そこで本の中に記載されている52の「書く習慣をつくるコツ」を意識した文章を、毎日1つずつ52日間投稿しつづけるチャレンジをしています。

2日目:「面白かった」でおわらない人になるための読書術

もともと読書好きで、我が家は常に部屋の一角に本が積んである状態でした。出産前に「物を減らしたほうがいい」「あぶない箇所がないように」と周りからアドバイスをもらい、整理することに。
部屋のあちこちにそれなりの量があった本の整理は妊婦にはハードで、たいへん苦労した思い出があります。

そんな苦い経験からここ数年は本の購入はKindleか、紙で購入してもすぐにメルカリで売るように。
売る前提ではどうしても「高値で売りたい」欲が出て紙の本でも、まるで壊れもののように扱います。

購入したら即カバーやしおり、帯は全て外し、大切に保管。
本体も販売するまでそれはそれは大切に扱い、新刊なら早めに売りたいためサッと目を通すとすぐに出品していました。

読書をするうえで大事なのは、高値で売るために本を丁重に扱うことではなく、確実に読了して自分に必要なエッセンスを取り入れること。

『書く習慣』いしかわゆき

この1文で、「本を手に取る本来の目的」が完全に見失われていたことに気がつきます。
丁重に扱うことばかりに意識を向けて読んだ本たちから必要なものを得られていたか?振り返ると「NO!」です。

感想は持てても、肝心なその先の「必要なエッセンスを取り入れる」ところまではたどり着きません。

今、私は「書くこと」を仕事にしたいという思いから、この8月より「書く」+αのスキルが身につくスクールMarble(マーブル)に参加しています。

講師の方々から課題図書を紹介してもらい、「書くを仕事にしたい」一心で、3色ペンで書き込んだりドッグイヤー(角を折る)しながら読み進めています。

本の中身をそのまま全て自分の一部にできたらいいのに・・・
心の底から自分の中に取り込みたい、実践ですぐに使える状態で定着させたい!と願うと、ドラえもんの「暗記パン」を思い出しました。

学生時代に苦手な教科の教科書を食べたくなった気持ちです。

実はこの課題図書も最初は「書き込みなんてもってのほか!」と、丁重に扱っておりました。(1冊1冊が意外と高価・・・)
ところが内容を理解したつもりで読み進めても、知識が「もの」になりません。

途中から読み方を変え、丸ごと食べる勢いでマークしたり折ったりしながら読み込み始めると、変化が起きてきます。

頭のどこかに知識の一部が残り、疑問に思ったり立ち止まった時に本を手に取って角を折ったりマークした箇所をたどることでそれを再確認できるようになりました。
この繰り返しで少しずつ自分のものにできるかもしれない、と希望を持ち始めています。

実はこの『「面白かった」でおわらない人になるための読書術』の部分は、他にも「本の読み方」を良い方向に変えるためのヒントが盛り沢山です。

「アウトプットまでが読書」
「今書こう。さっさと書こう。」

『書く習慣』いしかわゆき

残念ながら長くなりすぎたため触れませんが、本を読んでみてもイマイチ
収穫がない、と感じてしまう人にはおすすめです。

「一冊まるごと食べてしっかり咀嚼して消化させ、いざという時にサッと出せる状態」にするような読書をしていこうと思います。


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