研究業績(2)『一遍聖絵』と『遊行上人縁起絵』における「侍り」
自身のこれまでの学術論文や学会発表についてnoteにまとめることにしました。論文に興味のある方にはコピーをお送りいたします(コピー代・郵便料金のみご負担ください)。
rn3cc9@bma.biglobe.ne.jp〔矢崎佐和子〕
『一遍聖絵』と『遊行上人縁起絵』の「侍り」をめぐって
2007年12月1日 平成19年度國學院大學国語研究会後期大会(國學院大學)
『解釈』(解釈学会)第54巻-第11・12号(644・645周)に採用された論文に先立つ内容。
『一遍聖絵』と『遊行上人縁起絵』における「侍り」
2008年12月1日 『解釈』(解釈学会)第54巻-第11・12号(644・645集)〔査読有/平成20年 第3回 解釈学会奨励賞候補論文〕
『一遍聖絵』と『遊行上人縁起絵』における助動詞「き」「けり」による叙述について、本調査では新たに敬語「侍り」を加えた。比較調査と先行研究の考察の結果、『一遍聖絵』では厳密な「侍り」「候ふ」および「き」「けり」の使い分けがなされ、聖戒の個人的な体験を前面に押し出した詳細な叙述、意図的な章段の構成(「けり」による説話形式の叙述を囲む「き」の枠組みを持つ1)などがより明確となった。(pp.13-19)