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研究業績(3)『遊行上人縁起絵』における助動詞「き」

自身のこれまでの学術論文や学会発表についてnoteにまとめることにしました。論文に興味のある方にはコピーをお送りいたします(コピー代・郵便料金のみご負担ください)。
rn3cc9@bma.biglobe.ne.jp〔矢崎佐和子〕

『遊行上人縁起絵』における助動詞「き」

2009年3月31日 『寺社と民衆』(民衆宗教史研究会)第5特別号〔査読有〕

 助動詞「き」とそれをめぐる語彙と表現から、『遊行上人縁起絵』の筆者の意図や教団における立場がどのようなものであるかを考察した。歴史的事実に関する記述以外の「き」が教団の支持者が存在した近江国に関係する記述において使用されること、一方で詞書の筆者である宗俊にとってより深い関係にある越前国の記述には、匿名の人物や土地をめぐる出来事を「侍り」を使った所感で結ぶといった傾向が見られた。(pp.61-67)

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