研究業績(8)『一遍聖絵』巻第三「いかにも智者は子細のある事なり」について再考するー国語学的な分析を起点としてー
『一遍聖絵』巻第三「いかにも智者は子細のある事なり」について再考するー国語学的な分析を起点としてー
2022年3月31日 『時宗教学年報』(時宗教学研究所)第50輯〔査読有〕
【 論文構成(目次)】
はじめに
一 「子細」の解釈―一遍は聖達を称賛しているのではない―
二 一遍は筑前の国の「ある武士」を「返々ほめ」ている
三 「狂惑」の解釈―さらに核心を遠ざけた混乱―
四 転換点としての九州修行
五 「智」の否定―『一遍「聖」絵』の筆者である聖戒の視点と意図―