ファッションを捨てられないミニマリストが、夏に向けて買い足した服
かつてファッション地獄に住んでいた頃の私には、今の服の数は想像できないと思う。
トップスだけでチェストを何段も使い、クローゼットに収まらないボトムスやワンピースがカーテンレールを占領していた。
今のクローゼットは、ゆとりがある。
洗った服をしまう場所がない、なんてことはない。
来る真夏に向けて、いくつか服を購入した。
春物を出した際に気付いたのだが、半袖アイテムがワンピース１着しかなかったのである。
去年の夏の終わりに仕舞っておいたノースリーブは、日焼け止めの跡が黄ばんでしまっていたため処分したのだ。
いくらなんでも、半袖アイテム１枚で夏を越すことはできない。
ゆとりのあるクローゼットにしたいとは思っているが、ただ所有数を減らしたいわけではない。
着る物には、こだわりたい。
好きな服だけをクローゼットに揃えておきたい。
好きだけが詰まった夏のクローゼットは、私を幸せにしてくれる。
買い足した夏の服
一気に暑くなってきたので、買い足した翌日から着回している。
・白いTシャツ
ヘインズのビーフィーシリーズ。
サイズはユニセックスのSサイズにしたのだが、数回の洗濯で肩幅が少し縮んだように感じる。
Sのサイズ感でもゆとりがあるので多少縮んでしまってもバランスは良いのだが、次はMサイズでも良いかなと検討中。
綿100％で肌触りが良く、程よい厚みでインナーが響きにくく透けにくい。
私の中ではパーフェクトに近い。
おそらく今後もリピートし続ける。
・ダークグレーのノースリーブ
今まで避けていたダークグレー、着てみたら意外に顔写りが良く、即決。
少し黄色みのある濃いグレーであれば自分にも似合う、ということが分かって嬉しくなった。
今季、ノースリーブはこれ一枚と決めているので、おそらく秋には「着尽くした」状態になっているのではないかと思う。
・総柄の半袖シャツ
一目惚れ。
家に帰って一週間ほどよーーーーく考え、手持ちアイテムとの相性なども検証して購入した。
１枚でも羽織としても活躍している。
・アメリカンスリーブのワンピース
オレンジ色のアメリカンスリーブワンピース。
アメリカンスリーブはトレンドなので押さえておきたかった。
自分に似合う色味のオレンジが見つかり、2日間悩んだ末に購入した。
今年買った総柄のシャツとの相性も良いし、後述のスニーカーと合わせても可愛い。
普段使いもできるし、この夏のお出掛け着にもできる。
半袖ワンピースが１着、という状況からは脱却できた。
・ニューバランスのスニーカー
New Balance BB550、久しぶりに「スニーカーに一目惚れ」してしまった。
手持ちのスニーカーは長時間歩く・走る用のナイキのフライニットと、グレーのローカットオールスターの２足。
白いスニーカーが欲しいと思いながら3年ほどあれこれ試してみたのだが、理想のものになかなか出会えなかった。
今回購入したのは、BB550シリーズのアイボリー。
防水スプレーをしっかりして、汚れたらすぐにスニーカー用の消しゴムをかけ、時々部分的に洗うなどして「綺麗なアイボリー」を保っている。
夏が楽しみになるクローゼット
服の好みが変わってきたように思う。
昔はテイストが変わると、クローゼット内の服が全てゴミに見えた。実際、大量の服を買って大量に捨てていた。なんて勿体無いことをしていたのだろう、今思い返すととても胸が苦しい。
今は服の好みが変わっても、切り替えがとてもスムーズにいく。
所持している服の数が少ないということは、どのアイテムもシーズンの終わりまでに「着尽くす」ことが多い。翌年まで持ち越す服が必然的に少なくなる。
自然と、翌年は翌年でその時に「着たい」「好き」と思うアイテムが揃っていくのである。
服は、毎日身に纏うものである。
「好き」が詰まった、そのシーズンを楽しく過ごせるようなクローゼットを保ち続けたい。
ファッション誌を開いて、着回しを考える時間がとても好き。
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