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雷雨の翌日にわたしは生まれた

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波瀾万丈の私の半生を綴った手記。不定期連載。写真は私の誕生花、ニゲラ。花言葉は「とまどい」「夢の中で会いましょう」「不屈の精神」。
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2023年10月の記事一覧

雷雨の翌日にわたしは生まれた(仮)<134>

Go East 初めてのヨーロッパ、初めての一人旅は旅とはとてもいえない、しまりのないものにな…

Noe
1年前
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雷雨の翌日にわたしは生まれた(仮)<133>

都会のノイズ せっかくロンドンまで来たのに、有名な観光スポットには足を運ばなかった。バッ…

Noe
1年前
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雷雨の翌日にわたしは生まれた(仮)<132>

ひまわり 夜中に目覚め、お菓子を食べながら大英博物館で買った図録を眺めた。今日はどこへ行…

Noe
1年前
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雷雨の翌日にわたしは生まれた(仮)<131>

Mind the gap 何時間眠っただろう。時計を見る前にカーテンを開けるとどうやら本当の朝のよう…

Noe
1年前
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雷雨の翌日にわたしは生まれた(仮)<130>

グリニッジ時間では退屈と 朝早くアパートを出発し、ロサンゼルス旅行の時に買った安物のスー…

Noe
1年前
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雷雨の翌日にわたしは生まれた(仮)<129>

では、また 久しぶりに会った勲さんの第一声は 「真っ当な服、着てるじゃんか」だった。 真っ…

Noe
1年前
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雷雨の翌日にわたしは生まれた(仮)<128>

カオス 24回目の春を迎える頃、私はまた新しい店で働くことになった。今度は今までのように夜間ではなく、朝10時から夕方までの早番で。この店も3週間で辞めたところと同じくらい大手のグループだったが、完全個室待機の上にスタッフも概ね優しかったし、友達も5人くらい出来た。ここなら生活に必要なお金+αを稼げるだろう。それどころかうんと稼いで、旅行にも行くぞと意気込んだからか指名客がそこそこ付き、入店2か月後には早番の指名数トップ5に入ることが出来た。 気持ちに余裕が出来るというの

雷雨の翌日にわたしは生まれた(仮)<127>

Sweet Memories スーパーも夜のお店ももう行かない。私は無断欠勤を続けた。夜の店はともかく…

Noe
1年前
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雷雨の翌日にわたしは生まれた(仮)<126>

All I Need Is…… いつものように駅のデパートの大きな本屋に寄ってから、そしてこれまたい…

Noe
1年前
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雷雨の翌日にわたしは生まれた(仮)<125>

「そんなこと」 勤め先のスーパーで今日もまた雑用をさせられている。けれど実は、本来の業務…

Noe
1年前
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