雷雨の翌日にわたしは生まれた(仮)<128>
カオス
24回目の春を迎える頃、私はまた新しい店で働くことになった。今度は今までのように夜間ではなく、朝10時から夕方までの早番で。この店も3週間で辞めたところと同じくらい大手のグループだったが、完全個室待機の上にスタッフも概ね優しかったし、友達も5人くらい出来た。ここなら生活に必要なお金+αを稼げるだろう。それどころかうんと稼いで、旅行にも行くぞと意気込んだからか指名客がそこそこ付き、入店2か月後には早番の指名数トップ5に入ることが出来た。
気持ちに余裕が出来るというの