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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン/ 罪悪感と良心の限界
罪悪感は持てても、自分自身を断罪することは人間には不可能だ。そこに人間の良心の限界がある。
*今回はどちらかと言えば組織犯罪の一つとしてのヘイトクライムという視点で書いていこうと思う。
*また、ネイティブ・アメリカン(アメリカ・インディアン)のカルチャーや、保留地の問題については問題が山積みであり、またどの視点から論じるのか、という問題もあるのでまた別の機会にしようと思う。
アーネスト
スカム/アラン・クラーク
DVDの説明欄によればイギリスの『気がめいる陰鬱な映画トップ30』の第19位らしい。
理不尽なストーリーだけど映画自体はよくある自己満胸糞系じゃなくてカウンターカルチャーって感じで良かった。
暴力描写で有名らしく、トリアーとかアリ・アスターみたいな美的実存絶望系が好きな層にしか届いてないから、そういう意味でガッカリみたいな評価が多いけど私はそこらへんはどうでも良い。
以下ネタバレです
この
『バビロン』「黒人の真似をするな!」について考える/反体制的な芸術の意義
〈目次〉・本編から読み解く人種差別
・カウンターカルチャーとしての芸術の存在意義本編から読み解く人種差別本作で一番印象に残ったシーンは、サウンド・システムを白人に破壊され、怒ったビーフィが「黒人の真似をするな!」と白人青年ロニーに頭突きをするシーンだった。
その後、主人公ブルーがロニーが一度止めた白人への攻撃を追行する事も、本作では大きな意味を持つだろう。
ロニーはずっと行動をして来た仲間であ
映画とは何か?について考える
2020年7月31日の記事を移動したものです。
「映画とは何か?」と聞かれたら何と答えるだろうか。バカみたいな質問のようにに感じる人も少なくは無いだろう。「映画」ときけばほとんどの人が、わざわざ説明する必要もないくらい当たり前のもののように思い、この質問に対する答えとして「物語がある一時間〜二時間前後の映像」と言われても大した違和感は持たないのでは無いだろうか。
2020年のアカデミー賞前に