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変化はするもの、執着は手放すもの

気付きの瞑想と言われるヴィパッサナーを習って以来、
「ありのままを見る」 という事がキーワードとなっていた。

瞑想を通してありのままの自分の内面を見る。
普段の生活においても、ありのままの相手の言葉を聞く、思い込みや決め付けではなく。

瞑想を習ったきっかけに、仏教哲学に興味が湧いてきたようである。
私自身どこの宗教にも属していない。
姉からヨガと瞑想を教えてもらった中で、ちょいちょい出てくる仏教の哲学的なお話があった。
それをきっかけに、ちょいと原始仏教について知りたくなった。

裏山で作業をしながらポッドキャストでゴータマ・シッダールタが残した原始仏教の真理を聞いていた。
現在、日本にもあらゆる仏教の宗派がある。
原始仏教というのは、シャカが残した一番始め、大元の真理。

始めは難しくてなんのこっちゃという印象。
でも何回か何種類か原始仏教について聞いていると、、

浮かび上がってきたシャカの言った真理

物事は絶えず変化をしている。
この世のものは生まれては消滅し永遠ではない。
(諸行無常)

人の心、この世のすべてのものは常に変化している。
モノはいずれ劣化し壊れる。
人も生物も老いる。永遠ではない。
物事にはプラスもあればマイナスもある。
変化することに良い悪いは無い。
変化はするものである。

すべてのもの事は互いに影響をし合い、
何一つとして単体で存在するものはない。実体はない。
(諸法無我)

私たちの体は何兆もの細胞から成り立っていて、
自分という存在は、親や祖先がいて、
あらゆる食べ物を食べ成長し、
色んな人と出会い影響しあい、今の自分になっている。
つまり「縁起・因縁」があってここにいる。
この世のどんなものも、色んな物事から影響を受けて存在している。
「どんな存在も、単体で存在しているわけではなく、支え合っている」

この世の一才が苦であり
苦を引き起こす原因は執着である。

執着、思い込み、決めつけ、
これじゃないとダメ。
これが無いといけないという執着。
自分の考えが正義だという思い込み。

執着を死滅することで悟りに至る。

執着していることに気づく、思い込みに気づく、
勝手な決めつけに気づく、
そしてそれを手放すことで楽になり、生きやすくなるのかもしれない。

縁起説:
物事には必ず原因があり→結果がある。
苦にも原因があり、原因を追求することで苦がない状態に出来る。

これらの真理を知った時、
シャカの言っていることがこれぞ哲学で、
そしてとてもロジカルであることに驚いた。

そしてシャカは、「自分で気づく」。
とにかく自分に己に問うことが大事と言っている。

世界の成り立ち、この世界が誰が作ったとか、死後はどうなってるとかの話は一切しない。
そして自分を神格化してくれるな!と言った。
残念ながら、その後時代を経て、神格化されてしまうのだが、、、

派手に広めるとかでなく、粛々と我に問う。

彼の残した言葉はすごい哲学だったんだな〜と私の心に響いた。

執着。
この世は諸行無常。。。
私という実態はあるようで無い。全ては因果。

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