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日本の食べモノはアート

日本で外食をすると、彩りや盛り付けの美しさにいつも感激します。野菜や魚、肉など素材そのものの色の鮮やかさ。そしてそれを際立たせるお皿や器。日本の料理人とスタッフの方たちは芸術家なんだなと感心します。

今日は自分が特に印象に残ったお料理を共有しますね。

和食(金沢)
金沢に旅行した際に訪れた加賀麩不室屋さんのお麩ずくしのランチです。色とりどりのお料理とお皿。手をつけないで、いつまでも見ていたくなります。おいしくて健康にも良くて、見た目も美しいといいことずくめです。   

加賀麩とりどり膳

九谷焼の小皿の上に赤と緑のコントラスト

小皿

お出汁もいい感じ。

煮物

食べ終わったあとは、九谷焼のお皿を鑑賞。

食後の九谷焼の小皿たち

デザートもお麩ずくし。お麩のフレンチトーストです。

くるま麩のフレンチトースト

あまりにもカラフルなので、もうちょっと寄せてみます。

くるま麩のフレンチトースト

和食(青森)
次は青森旅行で泊まった青森屋さんのお料理です。
朝食からこの美しさ。朝の太陽の光のもとで、映えるお料理と多彩な小鉢にわくわくします。

青森屋の朝食

ひとつひとつ色も形も違う小鉢たち。

朝食の小鉢

ディナーの前菜もいい感じ。透明感のある小鉢と焼物がお料理を引き立てます。

夕食の小鉢

メインの肉料理。りんごの形をした焼き物のお皿が肉や野菜の色を際立たせます。

夕食のメイン

薬味の色も焼き物の上で映えます。

お肉用の薬味

再度、朝食。先の朝食にもありましたが、明太子の入ったひょうたん型の小鉢が好きです。デザートのフルーツヨーグルトも可愛らしいですよね。

朝食

洋食(東京)
和食が続いたので、洋食に行きます。

長年通っているタランテッラ ダ ルイジ(通称 ルイジ)というイタリアンです。ルイジさんのオーナーシェフとスタッフの方たちは日本人ですがイタリアで修行されていた人が多く、日伊の両方の文化が融合したお料理を提供してくれます。

前菜の鮮魚のカルパッチョ。エビ、魚、お皿の赤みがうまく調和し、グラデーションが美しい!

ルイジ:鮮魚のカルパッチョ

トリュフのタリアテッレ。同じお料理でもお皿の違いで印象が異なります。こちらのお皿は紺、白、パスタと色の差がくっきり。

トリュフのタリアテッレ

一方、こちらはパスタがお皿の模様と同化し、一体感のある華やかさ。食べる前から楽しいです。

トリュフのタリアテッレ

生ハムと焼き野菜。たまごのソースが敷かれています。カラフルなのよう。

森といえば、とても印象に残っている料理があります。会社の人たちとお昼に一度だけ伺ったことのある西麻布にある、レフェルベソンスというフランス料理屋さんのサーモンパイのサラダです。

レフェルベソンスのサラダ

上からみたパイとサラダの色合いも美しいのですが、パイを切って横からサラダを見ると、まるで森の中にいるみたい。

レフェルベソンスのサラダを横から

おまけ

日本は普通にランチの定食を食べても、プレゼンテーションが綺麗で、食欲をそそります。

博多華味鳥さんの銀座店で食べた鶏の水炊き定食です。水炊きの隣に色とりどりの小鉢がたくさん並んでいて、華やかな気分にしてくれます。

博多 華味鳥 銀座店の水炊き定食

毎回京都に遊びに行くと、着いてすぐに京都駅地下ポルタのお蕎麦屋さん、田ごとさんに行きます。

湯葉づくしの定食の味と彩りが大好きだからです。お蕎麦に乗った虹色のお麩や生湯葉をのせた葉っぱを模した緑の小皿がたまりません。

田ごと:湯葉御膳

湯葉づくしの定食の味と彩りが大好きだからです。お蕎麦に乗った虹色のお麩や生湯葉をのせた葉っぱを模した緑の小皿がたまりません。

さいごに
いかがでしたでしょうか。
自分は若い頃に海外で学生生活を送り、帰国後も仕事で頻繁に海外出張することが多かったせいか、今でも毎食ごとに日本の食文化の豊かさに喜びを感じます。

素材の良さや深みのある味だけでなく、料理人の方々のお皿選びを含めた芸術的な見せ方にいつも感心させられるのです。また、日本はお店のスタッフの方たちのサービスレベルが概して高く、心地よい時間を過ごせることが多いです。恵まれた日本の環境に感謝しながら、また美味しいものを探求し続けたいと思います。

以上になります。今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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