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SatoshiIwasa
2023年6月16日 12:52
また、沢山の励ましのメッセージや応援、ご支援を頂きましたこと、厚く御礼申し上げます。本当は、おひとりお一人にお会いして、しっかりお礼をしたいと思っております。この場で、大変恐縮ですが、感謝感激の気持ちを皆様にお伝えしたいとおもいました。そしてここに、全文、というかデータを公開します。冊子で読んでいただいた方が、モノろして保存できますし堪能できるのかな、とか思っていますので、プレ詩集、ひきつづ
2023年4月24日 10:40
悪く言うと、あなたが悪いです。木製の選挙カーが具体例のように素通りする、ここは中選挙区です。あなたに似合います。猫をころした話。水はけのよい土。世間話の絶えないところで、あなたは、噂の美味い人。トイレの行き方が上手です。論理的な口紅。春風のようなあなたの歯並びが、極論を受け付けないことを知っています。わたしの口調は、ボランティアのように冷酷だったでしょうか。あなたがおもむろにトイレへ立とうとす
2023年4月25日 16:53
水田が わたしの子を 孕んだ水田はずっと 故郷での暴力を 恥じていたその頬は 色彩が簡素で やわらかくはなかったわたしは 水田におりるときはいつも 迂回することにしていた迂回によって 舌で 水田の窪んだ眼窩を 愛そうとする行為がはじめられるような 気がするからだった夕暮れのあらゆる父親の 浮き上がった鎖骨を 撫でながら水田が 抱いてしまう不安は うつくしく 草花は 衝動でしかなか
2023年4月17日 12:06
目次井戸の訪い 4原色の幼なじみ 6あぜみちの風 10木通・無花果・柘榴・花梨 12(果物についての私的ディテール)鹿の残響 16蚕に纏わる伯母の幻視 18パンを食う
2023年4月1日 10:35
これは、前奏。そっと鍵盤にそえる指。牧師の手の甲は、いとも簡単な月のようだった。毛筆のような遠視の伯母が訪ねてくる。脳裏によるしなやかな手紙をたずさえて。家族のなかだけの言葉をつかい、リッタイテキな本棚を何個もつくるように言った。伯母がねむるとき、夏の頸動脈が深淵な川に到着する。その先で白紙に並べられた数式は、水脈のようにみえた。一斉に、蝶々結び、できるだろうか。図工が苦手な人たちとともに高山植物