脱線②
脱線シリーズ②です。
#本編をすすめろと小一時間…
学習塾での独立の目的はなんでしょう?
自分のやりたい教育をしたい?
お金?
様々な考えはあるはずですし、あって然りです。
ここからは賛否両論あることでしょうが、学習塾業界は
教育「産業」だと私は思っています。
したがって純粋な教育ではない。すなわち
「人間」を育むことを「教育」と定義するなら、学習塾の場合は
「成績」を上げることを通して「人間」を育むことになるので
#成績上げることがお金を生む
#人間を育まず、お金のみを求めるFC展開してるような塾が例外でなくむしろ大多数という現実
教育「産業」なのです。
ところが、ブログやSNS全盛において、一部の経営者の方が「教育」について学校を批判したり、他塾、ひどいときは生徒を批判したりするのを目にすることが多くなりました。
私も塾経営時代はホームページを自作していましたし、今やネット環境を整えられない塾は淘汰されることが多いのでしょうね。
#ホンモノは「口コミ」のみで成り立つのでネットは飾りのところが多いというのが感想です。
「教育」をしたいのであれば、学校の先生になって毒親の元に生まれたためにまともに「教育」を受けられない子どもを救えばいいし、現場で目の前の一人を救っても…というなら死ぬ気で勉強して政治の世界(官僚はたぶん遅まきに勉強してもなれないので)に飛び込み「公教育」そのものを根底から覆すことをすればいいのです。「産業」ではなく「教育」を純粋にしたいなら。
それもできないのであれば、「教育」以外の主たる稼業を持ち、その稼業で得た資金を用いて「無料」で子どもを等しく救えばいいのです。
お金が介在する以上、それは全員を等しく受け入れていることにはならない。
そうであるにも関わらず、自分の塾の門をたたいてくれた生徒のみを正とし、そぐわないものを悪とする。特に多いのが「自分自身は他人の声を真摯に受け止め…や子どもの声を聞きと泥臭く実践してます」など自分は他人批判をする方と一線を画しています。というくだりの発信をする方。残念ながら大半が「産業」であることをお忘れです。
だから、お金を介して「成績」を上げ親子に新しい景色が見えるお手伝いをしてその過程で、自分の経験則からくる「教育」を実践すると堂々と言っていいと思います。少なくとも私は発信していて、それでいて開業2年目以降はずっと黒字で回ってました(自分への報酬もいわゆる日本の年齢別平均年収よりずっと多い金額を得てました)
教育とお金がリンクしないのは事実でしょうが、教育産業とお金はリンクします。
前回の脱線記事で、大学受験に必要な能力について少し触れました
僕が生徒へ伝えていた目標は高校受験を通して自分のスタンスを確立し、大学受験は自分の力のみでやれることを多くすること。予備校など受験産業のお世話になる科目を減らすことです。
#高校部作ったときは既存の受験産業への憤り
少し自慢になりますが僕自身は偏差値で輪切りにすると同年代で上位10%程度の大学に予備校などなしで私大の併願も含めると複数合格しています。定期テストでは欠点は全科目1度もありません。がり勉ではなく運動もしてましたし、彼女もいました。人と違ったのは勉強が超絶嫌いで、でもいい点は取りたいという矛盾から、いかにして短い時間の勉強で点数を取るかという「工夫」を先に、そして常に「考えていた」点です。
#河合や駿台の模試は受けた
はっきり言って塾や予備校がなくともそこまではいくのです。ただし!その先、もっと上のゾーンの戦いになったときにあくまで上乗せの部分として塾や予備校は必要で、その何が必要かはそのゾーンまでいった人間のみが考えられることなのです。
#高校部はこういった趣旨が理解できる生徒のみを対象にしていた
#高校の定期テストの点数が悪いから個別指導に通うとか…もはや養分でしかない。
さて、お金の話をしてきましたが、僕はほかの塾さんと差別化を図る際に「成績」を上げるためのお金ではなく
地力で取り組める底力
をつける指導に対して授業料その他を頂戴していますと明言していました。堂々とお金はそれなりにいただきます!と言って納得いただけなければ結構です!くらいの人ではないと個人塾では生きてはいけません。
最後に1つ、具体例を
みなさんは小テストのやり直しを指示されたことがありますか?例えば間違った漢字10回書くとか。
僕は一切したことがありません。それよりも10点の子が次回30点、1か月後に50点、さらに1か月後に70点、家庭学習でとれるようにする指導を心掛けてました。その数か月で70点は安定してとれるようになった子はその後、暗記物全般の科目で目を見張る成績向上を始めます。高校進学後も暗記もの系の定期テストで欠点は皆無になります。
#大学受験はこれだけでは通じない
#いまだに学校で10回書きのようなことをしてることろがある
数年後にわが塾の卒業生たちが進学先で
わが塾でしていた指導の意味に気付き、わが塾に顔を出してそういう話に花が咲く
これぞ私塾のだいご味だと私は感じていました。
さて、今日はこのへんで。
※いつも通り脱線記事は殴り書きなので推敲、校正はしていないので読みにくいかと思いますがご容赦を。
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