西田幾多郎を感じる【読書のキロク・Audible】
こんばんは、"もっちゃん"です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。
今回も【読書のキロク】ですが、久しぶりのAudibleです。
通勤時間が短くなり、Audibleの時間があまり確保できていません。
家にいる間にAudibleを聴く気にはあまりならなくて…。
コツコツと聴き進めた本になります。
◯今回聴いた本:『今までにない発想を生み出す アイデアの着眼点』 著者:小川仁志 フォレスト出版
表紙もかわいいですが、見るからに哲学者達が揃っています。
◯概要
アイデアを出せる人になりたい!
そんな思いを持ちながら聴きました。
◯雑感
本書は、
「哲学の考え方(哲学者たちのものの見方)がアイデアを生むヒントとなる」
という考えのもと、書かれています。
アイデア出しの方法論というより、どちらかというと、
哲学的なものの見方の入門書
といった感じがしました。
ただ個人的には、各所に散りばめられた"演習"がけっこう面白かったです。
なにげに、
「こう考えてみましょう」
を具体的にやってみる機会って、意識しないとあまり無いですよね。
聴きながら考えるのが、けっこう楽しかったです。
◯西田幾多郎の行為的直観
個人的に印象的だったところだけ挙げます。
これまで何度か取り上げた、デューイだったりニーチェだったり、フッサールだったり、ヘーゲルだったり。
もちろんその辺も取り上げられているのですが、
今回は西田幾多郎も出ていたので、少し触れたいと思います。
デューイを中心とした、プラグマティズム以降のアメリカの影響を多大に受けている現在ですが、
自分は西田幾多郎の見方は共感する部分が多々あります。
簡単に言えば、
客観的な物を捉えるにあたって、主観的にはたらきかける
といった感じでしょうか。
モノ(コト)に人がはたらきかけながら認識する、知覚する
といった感じかと思います。
アイデアの生成には、個人的にはアイデアを生み出す主体の感覚がとても大事だと思っています。
モノとそれを知覚する主体を切り離さずに考える西田幾多郎の考え方はとても好きです。
備忘録的にキロクに残しておきたいと思います。
◯なんでもかんでも行き着く先は哲学
最近は、何でもかんでも哲学に起結する感が出てきている気がします。
アートのときも同じように感じますが、なんかアートや哲学に実用性ばかり見出されてきている気がします。
純粋にアートや哲学を楽しんだり、学んだりする心を忘れずに持っておきたいと思います。
そんなことを考えた1冊でした!
Audibleもやっぱり良いですね!
月額に見合った活用をしていきたいと思います。
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