昔話を新たな形で楽しむ・その2【読書のキロク・Audible】
こんばんは、"もっちゃん"です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。
最近はAudibleで、青柳碧人氏の作品を聞いています。
中学生くらいから楽しめそうな内容ですが、大人でも楽しく聞いております。
この前、記事を書きました。
今回は、その続編になります。
◯今回読んだ本:『むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。』 著者:青柳碧人 双葉社
シリーズの2作目になります。
◯概要
「かぐや姫」「おむすびころりん」「わらしべ長者」「猿蟹合戦」「ぶんぶく茶釜」の5つの話をもとに、ミステリーを構成しています。
◯雑感
なんとなく2作目ということもあり、設定だけじゃ勝負しきれない感じがありました。
それぞれの話もまぁ面白かったのですが、
加えて、それぞれの話に関連性を持たせたり、伏線をはっていたりと、
第1作以上の工夫が見られたように思います。
そこまで難しい話でもないし、
サクッと読めるし、
中学生くらいは楽しいのではないでしょうか。
文庫本でも出ているようなので、学級文庫にちょうど良い気がします。
◯次作が楽しみ
昔話という、ネタ元が限られた題材です。
すでに王道の話は使い果たしてきた感じもします。
昔話の知名度を担保に読まれているところもあるだろうと思うので、
それがなくなる時に筆者はどのように展開していくのか、が楽しみです。
例えば知らない昔話が出てきたときに、純粋にミステリーに近い作品として見るわけですが。
そのときにどれだけ面白さを感じることができるのか、というのが楽しみです。
そんなことを考えた1冊でした!
次作もAudibleにありそうな気がするので、聴いてみたいと思います。
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