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牛肉を食べるということ【読書のキロク】

こんばんは、"もっちゃん”です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。

今回は話題の絵本を読んでみました。
学校の先生にご紹介いただき、読んでみたものになります。

かなり話題のようで、図書館では貸出予約の末に借りられた、とのことです。

◯今回読んだ本:『もうじきたべられるぼく』 はせがわゆうじ作 中央公論新社

かわいらしい絵本になります。

上記ホームページから読み聞かせ動画もあるようです。

◯概要

「ぼくはうしだから もうじきたべられる」
運命を受けいれたぼくが向かった先は……
そして、ぼくが下した決断はーーーーー

本書の表紙開いた扉の文章を抜粋

もうすぐ食べられる牛を描いた絵本になります。

◯雑感

ポップな絵ですが、子どもにも刺さる絵本かと思います。

について考えるのもそうですが、
いのちそのものの尊さを考えさせる絵本だったように思います。

大人が何を思うか、というと、なんとも言えない感じもします。

正直、コメントしにくい部分もあります。

ただ、子ども向けの絵本として、
子どもにとっては考えさせられる部分が多々あるように思います。

ちなみに、うちの子どもたちは、まだ理解できない部分も大きいようで、そこまで「ぼく」の思いやお母さんの思いを感じ取れていないように思いました。

もう少し大きくなったときに再度読んでもらいたいと思います。

◯私が考えさせられた本:『いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日』 坂本義喜、内田美智子、魚戸おさむとゆかいななかまたち 講談社

個人的には、同様のテーマでいうと、こちらの絵本の方がインパクトがあったようにも感じています。

こちらは人の視点から書かれたノンフィクション的な絵本になります。
牛の視点からの描写はほぼなく、子どもも思いを巡らせやすいかもしれません。

◯食育の難しさ

自分としては、こうしたものを子ども・生徒と読み進めることを比較的苦手としているように思います。

道徳の授業等で扱う分には、子どもたちの対話もものすごくなされ、子どもたちにとっても心に残るようには感じていますが…。

どうしても理科の授業がちらついてしまいます。

例えば、
「食物連鎖」を扱うときにどこまでこういった領域に踏み込んでいくのか、とか
「消化」を扱うときにどうするか、とか
「草食動物と肉食動物」を扱うときに、とか

それぞれの単元が悩ましくなってしまいます。

いのちを軽んじて教えるつもりは毛頭ないのですが、その兼ね合いが難しい!

食育のスペシャリストたちに任せたくなってしまうところでもあります。

ただ、そればかりも言っていられないので、うまくこうした良き教材を通して、
子どもたちの心を育んでいければと思います。

◯オマケ・どうでもいいこと

上記の2冊の絵本に共通しているのですが、

食用に出荷されるのに描かれている牛は、
いずれもホルスタイン種
だと思われます。

自分は全く牛に詳しいわけではありませんが、
ホルスタイン種って、乳牛のイメージが強いです。

まぁ絵本として、子どもたちの牛のイメージに近いのがホルスタインなのだとは思うのですが。

ホルスタインって、けっこう肉が出回るものなのですかね?

という、本当にどうでもいいことを考えてしまいました。
こんなこと、絵本の感想で書いたら顰蹙ものですよね。申し訳ありません。

でも、少し気になってしまったことでもありました。


そんなことを考えた1冊(2冊)でした!

『いのちをいただく』の方に関しても、後々紹介する意味も含めて記事にするかもしれません。

自己紹介はこちらから。


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