先発品の薬を選択療養費なしでもらう方法

今回は先発品の薬を選択療養費なしでもらう方法について書いていきたいと思います。

普通はジェネリックと先発品の差額の1/4を選択療養費として取られる

医者に処方箋を書いてもらって、薬局にもっていくと必ず聞かれるのが、「ジェネリック希望ですか？それとも先発品にしますか？」という質問です。

その際に先発品希望にすると、2024年10月から、ジェネリックにした場合との差額の1/4を選択療養費として取られることになりました。

これはけっこう大きな変更であり、毎日のように薬を飲まないといけない精神疾患の患者にとっては負担が大きく増えることになります。

そこで今回はそうした罰金としての選択療養費を取られない方法について解説していきたいと思います。

医者に「先発品から変更不可」欄にチェックを入れてもらう

まず、医者が先発品から変更不可だと処方箋に書けば、選択療養費は無料になるということに注意しておきましょう。

処方箋にはその薬ごとに変更不可のチェックを入れる欄があって、そこに医者がチェックを入れれば自動的に薬が先発品になり、選択療養費も取られずに済むのです。

よって、医者に言って、変更不可の欄にチェックを入れてもらうことが必要になります。

ちなみにこのチェックは薬ごとに入れなければいけないので、何種類も薬を飲んでいる場合は全部の薬にチェックを入れなければいけません。

実際、私が医者にチェックを入れるように頼んだ時、医者が一部の薬にチェックを入れ忘れたおかげで、薬局で薬剤師から怒られてまた病院に行って再度医者からチェックを入れるように頼むことになりました。

そのように、処方箋の全部の薬の変更不可欄にチェックをいれてもらう必要があるのです。

医者に変更不可の欄にチェックをいれてもらう時の頼み文句

この際に医者に何と言って頼めばよいのかというと、「ジェネリックにしたら調子が悪くなったので変更不可の欄にチェックをいれてください」と頼めばよいと思います。

ほとんどの場合、医者がチェックするのはパソコンの画面上で行うか、もしくはボールペンでチェックをいれることになります。

ボールペンでもチェックをいれることが許されているのですから、かなりテキトーな制度だということができます。

よって、そこまで大げさに頼み込まなくても、普通に頼めば医者は変更不可の欄にチェックをいれてくれると思います。

実際に私が頼んだ際にも、「いいですよ」と一言いって、普通にボールペンでチェックをいれてくれました。

ボールペンで薬の横にチェックをいれるだけですから医者にとっては本当にカンタンな操作なんです。

なんなら患者が勝手に変更不可の欄にチェックをいれてもおそらくバレないと思います。

それくらい制度としては雑なものになっていますので、気軽に医者に頼むとよいと思います。

先発品とジェネリックの差額の1/4は意外と大きな金額になると思います。

特に精神疾患などで継続的に薬を毎日飲まなくてはいけない場合には金銭的な負担が大きくなってきてしまうので、ぜひ医者に変更不可欄にチェックをいれてもらって負担を小さくしましょう。