精神障害者が難しい資格を取っても持て余してしまう理由
今回は精神疾患を持つ人が、難しすぎる資格を取っても持て余してしまう理由について書いていこうと思います。
難しい資格はハードな仕事内容とセットである
基本的には難しい資格というのは、内容的にも心理的にも難易度の高い資格とセットになっている場合がほとんどです。
例えば会計士や弁護士といった資格は代表的な取るのが難しい資格です。
そして取得するのが難しいのと同時に、取ったあともそれなりの努力を必要とされる資格でもあります。
資格というのは取って終わりではなく、その維持にどれだけのコストがかかるか、または資格を使った仕事がどれだけ難しいのかについても考えなくてはいけません。
もしそれらを考えずに難しい資格を取っても、資格をうまく使いこなせずに、取った意味が全くなかったという結果になりかねないのです。
よって私の個人的な意見としては、あまりに難しすぎる資格を取っても、だいたいはそういう資格というのはハードな仕事内容とセットなので、精神障害を持っている人にとっては使い道がない場合がほとんどだと思います。
例えば会計士であれば仕事内容がそもそもハードですし、資格を維持するための講習なども必要になってきて、精神障害者には持て余してしまう可能性がかなり高いのではないかと思います。
また、弁護士や司法書士などの法律系の資格というのも、結局は仕事を自分で取ってくるという営業が必要になってくるので、精神障害者がとってもあまり意味のない資格だと言えます。
精神障碍者におすすめの資格
では精神疾患を持っている人にとってお勧めの資格というのはどういうものがあるのかを説明していきます。
使い勝手が良くてなおかつそれほど取得するのが難しくない資格を選ぶのがおすすめです。
まずおすすめなのは危険物乙四です。
これはガソリンスタンドで給油許可するだけのバイトをすることができます。
精神疾患を持っている人の中には対人恐怖が強い人がかなり多いと思います。
ただ、ガソリンスタンドの給油許可を出すだけのバイトというのはお客さんと直接対面する機会がすくないので、仕事はやりやすいと思います。
また、登録販売者の資格も、田舎であってもアルバイトの求人がかなり多いということからおすすめです。
実際に、私は田舎に住んでいますが、登録販売者のキーワードで検索をかけるとかなり多くの求人がヒットします。
おそらく都内などであればそれよりも多くの求人があるので、取って損はないと思います。
基本的にはドラッグストアなどでアルバイトで働くのが最初のステップだと思いますが、2年くらい働くと管理責任者になることができ、時給のアップや正社員採用も望めます。