うつ病患者は必ずしも社会の中で暮らす必要はないし、いつでも社会には戻れる
今回はうつ病を患ってしまった人の生き方というテーマで書いていきたいと思います。
社会に戻っても病気になる可能性は高い
私の個人的な意見として、うつ病を患ってしまった人は必ずしも社会に戻る必要はないと思っています。
それにはいくつか理由があって、その一つが「社会に戻ってもまた病気を悪化させる可能性がある」ことです。
うつ病というのは遺伝的な要因+社会的なストレスによって発症する病気です。ですから、社会に戻って病気になる前と同じようなストレスを受ければ再発するリスクはとても高いと言えます。
社会という森の外で幸せに生きる
また、社会に戻らなくても幸せに生きている人がたくさんいることも事実としてあります。
例えば、以下のような動画を見てもらえばわかりますが、統合失調症や双極性障害、うつ病を患ってしまって社会から外れてしまったものの、手厚い福祉に守られて幸せに生きている人はたくさんいるのです。
実際に、この動画のコメント欄では自分がどのような病気になってどのような生活をしているのかについて詳しく書いてくれている人がたくさんいます。そのいくつかを紹介していきます。
上のコメントのように、統合失調症という重い病気を患っても生きる喜びを感じながら生きている人がいるのです。
そうした人を見習って生きるのも一つの生き方なのではないかと私は思うのです。
いつでも社会に戻ることができる
また、上のコメントのように、社会という森の中に戻ることを決意した人もいます。
社会には体調しだいでいつでも戻ることができ、逆に社会が辛ければまたマイノリティとして社会の外で生きることもまた許されるのです。
社会に参加していなければいけないという呪縛から解かれ、また、いつでも社会に戻ることができるという安心感を得ることができれば、幸せに生きることができると思います。
社会と外の中間で生きるのも選択肢としてはあり
また上のコメントもあって、社会と外の世界との間のようなところで生きるのも選択肢としてはありでしょう。
その具体例となるのが福祉的就労です。A・B型事業所を使用して働くことで、福祉を受けながら働くことが可能になるのです。
例えば障害年金をもらいながらA型事業所で働いたり、生活保護を受けながらB型事業所で働くことができるような設計になっています。
自分に合った就労のペースで働くというのは心身にも負担をかけずに働くことができるので、病気がなかなか良くならない人でも社会に貢献しているという実感を持つことができるでしょう。
自分に合った場所で社会貢献してみる
人は本来社会貢献欲求と呼ばれるものを持っています。誰しも社会に貢献して、それが結果として現れてくるのは嬉しいものです。
ですから、病気になってしまったからといって社会貢献するのを諦めるのではなく、自分に合った場所を見つけてそこで自分なりに頑張ってみるというのが良いのではないでしょうか。
私も現在は就労移行支援事業所を利用して一般就労に向けて訓練を行なっています。
最終的には就職を目指すことになりますが、その最終目的というのは自分に合った就職先で就労するという形で社会貢献することです。
例えば障害者雇用という形であったとしても、お金を稼いでいる限りそれは誰かのためになっていますし、社会貢献の一環ということができます。
また、もし働き口が見つからず、社会の外で暮らすことになったとしても、それはそれで幸せに生きることは可能でしょう。実際に、生活保護を受けながら幸せに生きている人は大勢います。
自分に合った場所で自分に合ったことを自分のペースでしていれば必ず幸せに生きることは可能だと思います。