【おもしろいの正体:23】プレゼンにおもしろさは必要か。
プレゼンとプレゼント
おもしろいは
相手に届いてはじめて成立する、
という話をしました。
じゃあ届けるという行為に
必要なものは何か。
プレゼントをどう渡すか
って話ですね。
Presentは動詞でも名詞でも使うので、
中身と行為の両方で使えますね。
そうなると
企画もプレゼンもどっちもプレゼントと
いうことになる。
かなり強引でしたが、
仕事だと企画は企画。アイデアが大切。
プレゼンはプレゼン。仕切りが大切。
…みたいに分けて考えがちです。
プレゼンそのものが
作品だと考える。
プレゼンは手法だから
正確に伝えられればいい、っていう
考え方もあるとは思いますが、
なんか勿体無い、つまんないと思う。
自分の渾身のアイデアをわかってもらう
そのためには
伝え方もおもしろくあるべきだと思います。
我が子のような、
相当苦労して考えたものなんだから
はい。見ればわかります。じゃあ悲しい。
やり方によっては中身のおもしろさを
倍増させることができる。
全てはおもしろい、のためです。
中身とプレゼンを別に考えるなら、
プレゼンの方も作品だと考えるべきです。
人生はすべてプレゼンだ。
これは僕の先輩とあるCDが
真顔でおっしゃった名言です。
まあ、この人は愛が厚すぎて
暑苦しい人なんですけど、
ある意味こういうことだと思います。
プレゼンって、
やり方にどんな手法があるのか、コツは、
とかすごく考えちゃうけど、
人生のすべてがプレゼンだとすると、
ヒントになるものは毎日の生活の中の
至るところにあるわけです。
人が人と関わる、何かを伝える、というのは
すべてプレゼンテーション。
と言う考え方も悪くないかもしれない。
伝え方を考えることは、
相手のことを考えること。
そう言うとカッコつけてるみたいですが、
要はどうすりゃウケるのか考えろ。ってこと。
そこにはやっぱりアイデアが必要。
決まりきったやり方ではない、
自分ならではの方法を作り出すべきです。
中身をどう伝えるかも大切ですが、
相手が何を望んでいて、いまどういう状態で、
ということも凄く重要。
それが読めてないと、
IPPONグランプリのボタンは
押してもらえないです。
そう考えると
企画そのものを考えるのとやり方は同じ、
ということになります。
おもしろくする方法に変わりはない。
…具体的なウケるプレゼンのコツとか、
いろいろあるんですが…。
ご要望あれば有料で出すかもしれません。
プレゼンのやり方は
人の数だけある。
じゃあおもしろいプレゼンの正解は何か。
これだ、と言いたいところですが、
なかなかひとつには絞れない。
プレゼンというものは、人の数だけある
とも言えます。
その人にはその人の伝え方があるし、
あれいいな、と思っても
自分がそれをそのままできるものでもない。
人にはその人のプレゼンってのがある。
そもそもプレゼンって
人に教えてもらうもんじゃない。てか、
教えてもらった通りになんか絶対にできない。
うまくいった事例とかよく聞きますが、
ぜんぶ「ひとの」話です。
自分のプレゼンは自分で作るしかない。
その方法はいっぱいやるしかない。
失敗するしかない、です。
ただ、ここでさっきの
「人生は全てプレゼン説」が活きてきます。
経験は実は毎日できる。
プレゼンが上手なひとは
どうやって上手になったのか。
とはいえ、
プレゼンがうまい人と下手な人ってのが、
現実にはいるわけで、
じゃあ、今プレゼンが上手な人は
どうやって上手になったのか。
生まれつきうまかったのか…。
答えとしては
「生まれつきってのは結構ある」
ということだと思います。
目立ちたがりでしゃべりがうまくて、
そういう人は代理店みたいなところには
いっぱいいます。
ただ、そういう人には
「うまいと思ってるのは自分だけ」
というケースが多いのも事実です。
しゃべりたがりがいいってもんでもありません。
じゃあプレゼンがうまい人ってどんな人か。
次回はその辺の話を。
プレゼンの話、もう少し続きます。
【おもしろいの正体:24】究極は自分という人間がおもしろいこと。
気が向いたら、また遊びに来てください。