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2017年2月の記事一覧
そっと書き置かれた
私のための詩を抱きすくめて
思いを寄せる夜のヴェール
同じ便箋に手紙を書いた日々に
きっと貴方もてにをはで人を読み
傷ついた気がしたりするでしょう
唯一の私たちと
忘れられた哲学者の庭に
君に魔法掛け逃げた罪でつかまりたい
君の贅沢な孤独から守ってあげる
何度でも人生をやり直し
花の中に生き陽の中に生き
魔法がほどけて月が消える
木々が揺れる音が怖くなったら帰ります
振り返ればいつでも光る山の端
どれほど恋しかれど
今更何が私を抱きとめてくれるのだろう
泣いたら流れて落ちた涙が
どこへも辿り着かずに
ずっとずっと落ちつづける気がして
ジェットコースターも乗れない私は
そんなくだらない妄想が怖いよ
誰のせいでもない冬は明ける
君はどこへ帰るのだろう
春の話はまだしないで
この嵐が紺を流して待ちに待った蕾が目を開ける
覚えているよ
見たい夢の配役を決めたところで
毎晩眠りに落ちてしまうよ
物語は一向に進まない
神様の籠から彼をさらう計画を立てる
情緒不安定なのでいつでもアイスクリーム食べてます
身体の中には小宇宙を抱えてます
色の白いは七難隠す
秘すれば花
毒気が無ければ面白くない
常識なら知ってるし
風はぜんぶ好き
日なたを歩くのも
瞳はいつでも隠れたり探したり
春待つ裾が揺れている
あたしの涙が毒薬みたいに
君の心に滲みればいいと思う
上手く生きてるけど
美味しくない生活は
あたしをどんどん味気なくさせて
嗚呼このままじゃ
現世で君があたしを見つけられない
間に合わないよ
言葉を失った人魚は物言わぬ魚
髪を揺らめかせながら人の海を泳ぐ
もう君と話ができない
アンサーソングをまだ聞いてない
気安く触られて火傷する
見慣れた日陰を走る
迷路の街を攻略する前に消える
せっかちな太陽があちらで目を覚ます
見せしめに花言葉で会話
ああ至高のロマンティック