Satone
リポスト集。過去にポストした詩をマガジン関係なく拾って落とします。
詩的でないあれこれ
自分の投稿がいまも残っているのが不思議なくらい変わってしまっているな 元々創作系の掲示板で詩を書いていたけど、いつまでもいられないし、1箇所に自分の書いたものを集約したくて、移行先を模索していたときにnoteができて、ここに落ち着いたんでした。 今はもう創作しないけれど。
夜に集い、 寝ているのか起きているのか 朝が迫る指先で ガラス細工のような文章だけがたゆたう時代があって 祝福や弔いや 憧憬か恋愛かもしれぬ 生活音を聞きながら 夜の空気を媒介にしていた もうみんな忘れてしまったかしら それでもいい 私も随分洗練されてしまったし
融けるようにほどけるように 落ちるようにこぼれるように 終わるように始まるように 重なって色濃くなる
季節の間から見上げた窓 深呼吸してもしても 目の前は一面のグレー 本を閉じるように 何事もないように また明日は軽んじられて 被害妄想に浸食されるのだろうか
私が何を忘れたとして 世界は何も失わない 涙の味を思い出す夜 悲しみや恐れに曇りきった目が うつくしいわけない 最初からなにもない 手に入れてもきっと壊してしまう あなたでも私でもなく 事実だけが私を傷つける 私でしかいられない 最後までずっと
心が身体の外にあるような 正気ではとても生きていられなかったことに いまさら気がつく わたしは深海魚のよう
目の悪い彼はくらやみのなか くちびるでわたしの輪郭を確かめるように 指先で温度を計るように 花束に口づけるような優しさ ねむらないで 醒めないで
息継ぎして 金木犀の夜に 肺を金色に染めて
無限に現れる情報を眺めている 月も星も消えたみたいだ あなたのことばかり考えてるけど これからもずっとそうなのかな 考えてしまうのは 考えていたいから あなたは思い出さない
noteができたときから使ってるのですが、しばらく離れてた間にとんでもなく大きい世界に成り果てているのですね
それはもうひどく大好きでした
記憶だけで十分に痛いから 形のあるものは全部消してしまった、
これはなんていう名前の地獄
すれちがった愛はどこへ行くのだろう 風船のようにどこまでも飛んで いつかは宇宙のチリになるように 消える、なのに無くならないならば。
たとえば、忘れてと言った 私の声を思い出すことはある? あなたの言葉が何度も再生されて刺さる
あなたのせいでどんどん美しくなりますわたし