『HUMFIL. weave&tuft』と暮らし【FREEPARK】
今年最後を彩るポップアップは
アーティスティックな柄が魅力の
『HUMFIL. weave&tuft』です。
期間は2023年12月15日~28日
一目惚れされることが多く、
好きな服でオシャレを楽しむように
インテリア空間が華やかになる
ミラー、フラワーベース、ラグが
揃っています。
『HUMFIL.(ユムフィル)』の
魅力を存分にお楽しみくださいませ。
『HUMFIL.(ユムフィル)
weave&tuft(ウィーヴ&タフト』は
中林さんと石川さんのお二人によって
2022年の1月に誕生しました。
ブランド名の由来は
フランス語の
HUMEUR(ユムール)=気ままに
FIL(フィル)=糸
から作られた造語です。
ブランド名に「糸」とあるように
『HUMFIL.(ユムフィル)』で
使われている糸にはこだわりがあります。
ノンミュールジングのウールや
デッドストックの糸を使用し、
なるべく動物や環境に優しい
無駄のないモノづくりをされています。
ノンミュールジングウールとは
近年注目されている素材です。
羊を痛めることなく自然体のまま育て、
優しい飼育方法にて刈られたウールの
ことを言います。
『HUMFIL.』の作品をきっかけに
ノンミュールジングを知っていただけたら
という想いを込めて使用されています。
また、中林さんは
手織りのテキスタイルを学んでいるため、
たくさんの糸が残ってしまう現状を
知っておりました。
余剰の糸やデッドストックの糸を
作品にすることにより、
廃棄物を減らし環境に優しいモノづくりを
されています。
素材についての価値観を知ると、
デザインが可愛く、
直感的に「欲しいなぁ」と
感じる作品の中に
隠された意味があるようで
より大切に使いたくなりました。
『HUMFIL.』が誕生するまでの
お話しも伺いました。
ブランド誕生の半年前のこと。
たまたま見ていたテレビにて
タフティングが紹介されていたそうです。
その手法を見た瞬間に衝撃を受け、
好奇心と行動力がお二人を搔き立てました。
今でこそタフティングを知る人が増え
工具や材料を手に入れやすくなりましたが、
当時は日本でそれらを見つけることは
困難だったそうです。
そこで海外のサイトを調べ、
必要な工具などを輸入し始めました。
制作方法についても独自で学び
試行錯誤を繰り返す日々。
専用のガンを打ち続け、
タフティングの毎日を過ごしました。
同時にどんな糸がいいのか、
様々な糸での試作も繰り返しました。
そのときに出会ったのが
ニュージーランドの
ノンミュールジングウールだったそうです。
タフティングへの好奇心が原動になり、
工具や材料を集める行動力を起こし、
独学での試行錯誤の上に『HUMFIL.』の
原型となる作品が生まれました。
そして、
少しずつカタチになってくると
アパレル仲間に興味を持って
もらえるようになりました。
ポップアップにて
販売をさせてくれるようになり、
ブランドの誕生につながったのです。
怒涛の半年間は
大変だったとは思いますが、
濃密で充実した日々だったと
明るく話す声から伝わってきました。
現在の『HUMFIL.』は
中林さんがデザインや企画を担当し、
石川さんが制作を担当しています。
アパレルのデザイナーをしていて
手織りの技術を学び続けている中林さんは
独特の感性を持っています。
ファッションの知識に加え、
絵画からも刺激を受けていたり、
骨とう品・民芸品・古道具などが
好きなので暮らしのあちらこちらに
散りばめられているそうです。
デザイン的には曲線が好きな
ところからキュビスム的な
作品になっているのかもしれません。
好きなモノや自然に囲まれ
生活の中で何気なく気にしていたり、
つい見てしまっているものが
無意識に中林さんの中でつながって
『HUMFIL.』のデザインとして
表に出てきているよう思います。
一見すると
モダンな柄にしか見えないのに
人物のデザインになっていたり、
女性を解体したデザインになっていたり、
彼女の中で作られるデザインの個性に
これからも注視しいていきたいです。
『HUMFIL.』の制作を担当している
石川さんにはモノづくりへの
こだわりが感じられます。
以前はメーカーや商社に勤め、
企画から生産管理までされていました。
また建築における電気工事の
仕事もしていた経験があります。
根本的には
「どうやって作っているのか」
ということに興味のある石川さんは
まさに作り手そのものだと思いました。
『HUMFIL.』の制作において
タフティングのこだわりは
ウールをしっかりと打ち込み
重厚感のある仕上げにすること。
一般的なタフティングでは
アクリルを使用してふわっとした
優しい仕上がりを目指すことが
多いそうなのですが、
『HUMFIL.』では
甘くならないように気をつけながら
ウールの良さを活かし、
ユニセックスなイメージに
仕上げています。
そのため、
ご購入いただくお客様に偏りがなく、
インテリアに合わせてメンズが
買ってくれることも増えていると
話してくれました。
さらに「モノづくり」に対しての
考え方にも感慨深いものがありました。
世界的に環境について問題視され、
SDGsが当たり前になって来ている中、
「モノづくり」はそもそもしない方が
いいのではないかと考える人もいます。
しかし、
モノづくりをしたいという願望はあり、
俯瞰してみたとしてもモノづくりが
なくなることはないと考え、
より環境に優しい素材を選び、
手仕事により無駄なく作ることが
大切だと思って制作をしているそうです。
簡単に答えの出る問題では
ないかもしれませんが、
『HUMFIL.』としての考えが
はっきりしていて素晴らしいと思いました。
絵画のようなデザインと
ギュッと詰まったウールの素材感
宝物を見つけたように
『HUMFIL.』の世界観ごと
両手に抱えて持ち帰りたくなりました。
今後の展開については
ゆっくり考えていきたいと
お話してくれました。
現在は
北海道に移住した『HUMFIL.』。
中林さんは東京と行ったり来たりの
2拠点生活と大忙しですが、
北海道への温かい思いがあります。
北海道らしいアート表現を
したいという想いがあるそうです。
例えばアイヌの伝統的な柄を
現代的な柄に落とし込み、
私たちの暮らしにあった
インテリアとして提案したり。
『HUMFIL.』の作品は
手作りの良さと
プロダクトの洗練さが
ちょうどよくミックスされています。
作品の持つ瞬間的な魅力と
じっくりと味わう隠れたメッセージ。
そんな『HUMFIL.』だからこそ、
その土地に根付いた伝統や
歴史のある文化を継承し、
新しいカタチに作り上げることが
できるんだなと思いました。
どんなモノが出来上がるのか
今は全く想像できませんが、
きっと私たちが驚く日は
そんなに遠くないのでは
勝手期待しています。
「インテリアの彩りとして
使ってもらいたい」
そんなメッセージを
FREEPARKのお客様に
いただきました。
『HUMFIL.』を知れば知るほど
どのアイテムにも愛着が湧いてくるので
お気に入りを見つけてください。
2023年最後の
大切なひとつが見つかりますように。
いつも最後までお読みいただき、
本当にありがとうございます。
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いつまでも幸せな日が続きますように。
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