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『FAT LAVA』のある暮らし【FREEPARK】
ドイツから『FAT LAVA』が
FREEPARKにやってきました。
『FAT LAVA(ファット ラバ)』と
呼ばれているフラワーベースは
目が釘付けになるほどの
個性が溢れた魅力的なデザインばかり。
最近再燃している
ミッドセンチュリーの人気に
合わせて是非知っておきたい
アイテムです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/108031206/picture_pc_3112378c61784dbbfdc28b50f3d13000.jpg?width=1200)
歴史の順を追って説明すると、
まずは第二次世界大戦後に
ドイツが陶磁器産業の復興に
力を入れたのが始まりでした。
1950年代から1970年代の
主に西ドイツで栄えた陶磁器産業を
総称して『West German Art Pottery』
または『アートポタリー』とも
呼ばれていました。
ドイツにはバウハウス(美術学校)が
世界的に有名なようにアートに対する
基礎が根付いていました。
そのため、モノづくりとしての陶磁器が
流行れば流行るほど、斬新で挑戦的な
アート作品と呼べる陶磁器が
たくさん作られました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/108031223/picture_pc_35e437e41146dc0dd2be3ed48d268dd2.png?width=1200)
そして、
1950年代後半~1960年代に誕生したのが
後に『FAT LAVA』としてカテゴライズされる
陶磁器の表現になります。
『FAT LAVA』という言葉が出来たのは
2006年に開催された、
その名も「FAT LAVA展」からです。
「FAT=肥えた」+「LAVA=溶岩」
それが『FAT LAVA』のはじまりです。
60年代~70年代の
ぽってりとした釉薬が
熔岩のように垂れたり流れたりして
仕上がった作品のことを
『FAT LAVA』と呼ぶようになりました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/108031277/picture_pc_18b2aa26f489c75938b9a719996db8f6.png?width=1200)
基本的な製造方法は
ベースのフォルムを機械で作り、
その後釉薬を手仕事で塗ります。
ドイツで陶磁器産業の革命が
大成功した理由は機械的な量産と
手仕事における一点モノの価値を
両立出来たところではないかと推測します。
カタチをきちっと作り、
仕上げの表情に奥行きを持たせ、
作ったことに満足せず、
消費者の満足と利益を得る。
70年前のドイツの英知を
感じました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/108031291/picture_pc_08c7f459c28fb35c85a2461cf1871ad7.png?width=1200)
『FAT LAVA』にはコレクターが
いるというのも納得します。
芸術品と呼べる作品を
自分の好みに合わせて集めるのは
なんとも言えない至福の時。
好きな花器を並べて
自分らしいインテリアを
楽しむことが出来ます。
赤のデザインが個性的な
Scheurich社のLoraは
コレクターの中でも
人気が高いそうです。
しかし、
『FAT LAVA』の魅力は
人気のモノを持っていることより
自分が気に入ったモノを持つことに
意味があるように思います。
Bay社、Jasba社、Jopeko社、
Scheurich社、Manfred Buchholz社、
Vest社、Roth社、Silberdistel社、、、
その他にもたくさんのメーカーが
それぞれの個性を表現しているので、
目で見て、手に取って、
自分との相性で選んでいただけたら幸いです。
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『FAT LAVA』の花器は
お花を入れずに
そのまま飾っておく方が
多いようです。
それだけ作品そのものに
魅力があるから。
ヴィンテージデニムを
愛でるように
アンティークの花瓶を見て
お酒を飲むのもよさそうです。
時代の作ったデザイン
時間を感じる存在感
ひとつのフラワーベースが纏う
唯一無二の価値を手にしてください。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/108031337/picture_pc_820edf07edf68df2a42303acb6d2895f.png?width=1200)
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