ウマ娘のようなスマホゲームを作ったらより金融教育が進むかもしれない
こんばんは。東京都練馬区でマネトレをしているファイナンシャルプランナー（FP）の佐藤彰です。
自分でこう書くのも残念ではありますが、お金の専門家の発信するお金の情報はある意味信用されていないのではないかと感じることがあります。
正攻法ではなく、遊び心を大事にした金融教育がもっと必要なのでないかと思っていて、そのポイントはゲームではないかと考えています。
こういったことを今回は書いてみたいと思います。
専門家がお金について発信しても共感されにくい
お金について学ぼう、金融教育だ、というと人によっては「堅苦しい」、「上から押しつけられている」という印象を持つ人もいるかもしれません。
実際にどういう人がお金の話をして、聞きたいと思われるかといえば、お金の専門家ではない気がしています。
今は情報が欲しいときにその情報を専門家ではなく、自分に身近な人や好きな人から情報を得る傾向が強いように思います。
それは、その話題に詳しいかどうかよりも、その人の話を共感して聞けるかどうかが重視される世の中になってきているということもできます。
実際に、お金の専門家ではない有名人がSNSでお金について発信すると、反響があります。また、そういった有名人がお金の本を出版して売れることもあります。
お金の専門家としては、ちょっと複雑な気持ちもあります…。
もちろん、それでお金の専門家が不要かいえばそうではありません。ただ、そういう傾向があるならそういう路線で金融教育についてアプローチしてみるのもありではないか…。
そんなことを昔からよく考えています。
お金を学べるゲームを作ったらもっと金融教育が前に進むのでは？
その観点から昔からよく妄想しているのは、お金について学べるゲームです。
最近は学校でお金について教えるようになってきて、お金について学べるボードゲームのようなものは増えてきています。それだけでなく、スマホアプリなどの電子上のゲームももっとあってもいいのではないかと感じています。
これは、お金の知識や知恵を人間ではなく、キャラクターから伝えてもらうともっとたくさんの人に伝わるのではないかということです。
最近は、わかりにくいことをアニメなどのキャラクターで伝えるという動きが顕著です。
例えば、身体の細胞についてアニメで学べる「はたらく細胞！！」というアニメがあります。このアニメでは、身体の細胞がアニメのキャラクターとして擬人化されています。
このアニメは、学校の授業で利用されることも多いそうです。こういう現象もあり、このアニメの制作会社では、学校の授業、身体の中のことを教える機会、医療施設での各種説明、及びそれらに類似する場などで、「はたらく細胞！！」に登場するキャラクター画像の一部を無償での使用を許可しています。
この考え方をもっと極端に押し進めてみたら、以下のような考え方もあるのではないかと最近は考えています。
お金について学べる美少女ゲームを作ってみる
アニメやゲームにすれば、普通に伝えても関心を持ちにくいテーマにも関心を持たれやすくなります。
特にその力が強いと思ったのは、アイドルや美少女ゲームです。
会社員時代に勤務先の近くでアイドルの野外イベントをやっていて、その光景を目にする機会がありました。
近くを歩いていると、怒号ではないのですが、ファンの興奮する「うおー！！」という地鳴りのような声が聞こえてきて、アイドルファンの熱量のすごさを体感しました。
また、美少女ゲームといえば、競馬と美少女ゲームを組み合わせた「ウマ娘 プリティーダービー」が昨年の流行語にノミネートされる社会現象となりました。
ここから今まで競馬に関心がなかったけれども、このゲームがきっかけで関心を持った方も多いのではないかと思います。
さらにいえば、最近はこういうアニメのキャラクターが実際にライブで歌ったりする2.5次元のイベントも盛況です。
お金についてもこんな感じで美少女ゲームやアイドルのような要素で学べるようなゲームを作ったら、金融教育が進むのではないかと妄想しています。
ゲーム会社からそんなオファーがあれば監修をしてみたいとも思いますが、すでに同じようなこと考えてやっている人がいてもおかしくはないと思うんですが、いかがでしょうか？
金融教育の伝え方はもっといろんな形があってもいいのではないか。
こういうことも昔からよく考えています。そのために何かできているわけではないのですが、前から気になっていたので文章にしてみました。
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