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#139 「みんなちがって、みんないい」 〜 キューケンホフ公園で気づいた大切なこと

先週の土曜日、チューリップで有名なアムステルダム郊外のキューケンホフ公園へ行ってきました。チューリップの季節のみ開園している公園で、今シーズンは昨日5月12日が最終日でした。先週も、今年のチューリップを一目見ようと、公園はものすごい数の人で溢れていました。今日は写真をメインにオランダのチューリップをお見せしたいと思います🌷



まずは絵葉書的に美しい景色を

キューケンホフ公園へは、アムステルダム市内から直通バス Keukenhof Express が出ています。あまりにわかりやすい見た目なので、迷いようがありません。

とても分かりやすい見た目

園内では色とりどりのチューリップが迎えてくれました。まずは絵葉書的な写真を先にご覧ください。

このアイコン🌷とまさに同じ感じ
しあわせ色チューリップ 〜 一輪すっと立っているのが美しい
黒のチューリップも複数種見られました 〜 画面左上のモフモフ犬が可愛かったです  
茨城県にある「国営ひたち海浜公園」を思い出しました〜花壇のデザインが似ていますね
花びらの先が尖った品種もいくつか
白いチューリップの中央に、ピンクや紫の差し色が美しい
「Ocean Magic」と名付けられたチューリップ

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チューリップ以外も素敵な、園内の様子

キューケンホフ公園内の飲食や販売は、クレジットあるいはデビットカードのみで現金が使えません。かつ、オランダではクレジットカードはあまり好まれず、即時に銀行口座から引き落とされるデビットカードが最も一般的です。多くの人がスマホアプリで決済するので、かかる時間は1秒!混んでいても会計に時間が取られないのがいいところです。

ストロベリースタンド🍓
イチゴにホイップクリームをかけてくれる
お昼時は橋に座って休憩☕️
園内でのジャズ演奏はかなり本格的でした。ベル部のトーンホールが左側にある昔のアルトサックスは、サックスの音量が今より小さかった時代の暖かい音がしました。マイクはデンマークのDPA、やはりいい音です 〜 ベルにぴょろっとついているあの小さなマイク、7万円以上するのです😳
チューリップは球根よりも葉っぱまで出た状態で多く売られていました
オランダの物価を考えれば、2鉢で €12.50(約2,000円)は高くないかも
オランダはミッフィーの生まれ故郷 〜 オランダ語ではナインチェ(Nijntje)です

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作品にも挑戦

こういった庭園は、作品としての写真を撮るのが意外と難しかったりします。それでも何枚かお気に入りが撮れたので、ご覧ください。

川沿いは風が吹くのか、みんな同じ方向を向いています!
余白が気に入りました
太陽を目指していきます
「太陽を目指す」モチーフは、モノクロの方がよく表現できるかも
チューリップの中に現代アート、実は売り物で値札も付いていました

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みんなちがって、みんないい

そして最後に、あの日の「大切な気付き」です。下の2枚を撮った箇所には、タイトルが付けられていました。それは「Mixture」(ごちゃまぜ)です✨上の方でご覧いただいた、同じ色・形のチューリップを整然と並べて植えた庭園より、こちらの方がずっと美しく感じられました。

様々な種類のチューリップにそれ以外の花も入り混じっていて、生命力を感じた
タイトルは Mixture 〜 ごちゃまぜ
「みんなちがって、みんないい」とはこのことだと思った

ひょっとすると、ヨーロッパに引越してきて自分の価値観と感覚が少し変わったのかもしれません。以前は最初にお見せしたような、整然と「デザインされた」庭園をきれいだと感じていました。しかし、年齢・性別・人種が入り乱れるヨーロッパにしばらく暮らしていて、様々なものが混ざっている状態こそ豊かなのではないかと思うようになりました。この Mixture のスペースの近くは広場になっており、多くの人が芝生に座ってお弁当を食べていました。

大切なことを花を見て確認した、素敵な週末でした。見頃は年によって変わるようですが、みなさんもオランダへいらっしゃることがあれば、ぜひキューケンホフ公園へ。アムステルダム市内から往復して半日あればゆっくり楽しめます。

今日もお読みくださって、ありがとうございました🌷
(2024年5月13日)

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ささきとおる🇳🇱50歳からの海外博士挑戦
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