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書くほどのことでもないこと
書いた文章は、残る。口で喋った言葉はその場で直ぐに消えていってしまうが、書いた文章は、残る。
残ったぶん、書いた文章は多くの人の目に触れるようになる。良い意味でも悪い意味でも、書いた文章は長く残り、多くの人に影響を与え続ける。
自分の中に「書くほどのことでもないこと」というものがある。
この「書くほどのことでもないこと」というのは、人に見せられる文章が生まれる前の文章のことである。何か心の中に引っかかったり、嫌だな不快だなと思う出来事があるのだけれど、その何処が気になっているのか、自分でもまだ良く分かっていないような状態で書いた文章のことだ。
大体、こういう文章を書いている時は、何かにものすごく悩んでいて、それなのに、何に悩んでいるのか、はっきりと形容できない時だ。文章を通じて、その何かを見つけようと足掻いた痕跡が、「書くほどのことでもないこと」なのである。
僕はnoteの毎日投稿を始めて1ヶ月が経ったのだが、書いていく上で日々「書くほどのことでもないこと」リストが量産されている。今の自分では表現しきれない想いの取りこぼしだ。
何か書いては、「なんかこの表現、気持ち悪い😩言いたい事じゃない…」と思い直して、消している。
こういう状態のとき、誰かに相談出来たら一番いいのだが、自分でも何がしたいのかがよく分かってないものだから、相談して酷い目に遭うこともしばしばだ。親切心からアドバイスしてくれた相手もタジタジしてしまうってわけ。
だから、僕はこの「書くほどのことでもないこと」はなるべく人様の目に触れさせないよう、隠してきたのだ。しかし、余りにも「書くほどのこと」が無さすぎて、在庫切れ感がトイレットペーパーといい勝負になってきた。
それに、僕は半年前、「書くほどのこと」になれなかった事案を抱え込みすぎて、精神をやった。何者にもなれなかった思いを、何とか言葉にして表現してあげないと、僕の命が危ないわけである。
というわけで、今日は少し、自身の健康のために「書くほどのことでもないこと」を書いてみた次第である。
でも文章が書けてしまったから、これはもう「書くほどのことでもないこと」ではなくなってしまったのかもしれないけれど。
追記
今読み直したが、自分でも何が書いてあるのかさっぱり分からない。まあでも、今日はもう遅いしこれで投稿しますけども。