【参加レポート】自炊レッスンに行ってきました!
こんにちは、広報のヒダです。
突然ですがみなさん、自炊してますか?
料理が好きで気分転換にやっている人もいれば、好きでなくても家族や健康のために作っている人もいるかもしれませんね。
私はというと、社会人になり自炊するようになってから料理が圧倒的に楽しくなりました。家庭科の授業ではレシピ通りに作ることが推奨されていましたが、自分が食べるだけなら自分のやりたい方向にとことん付き合ってあげられるので満足感があります。
普段の仕事はパソコン作業が多く、五感から得られるものが非常に偏っているように感じるので、土日に手の込んだ料理をして人間らしさを取り戻すことでやっとまた次の一週間を頑張るぞという気持ちになるんですよね。
自分のために料理を作る
最近、山口祐加さんという料理家さんの本を読み深く共感しました。山口さんは「自炊は自分の食事を作る行為だけに留まらず、人生をより豊かにするための手段である」をモットーに活動されている「自炊料理家」で、料理初心者や料理が苦手な方に向けて、買い物から調理、片付けまで教える「自炊レッスン」を行っていらっしゃいます。
そんな山口さんが今年出版された、精神科医の星野概念さんと共著の『自分のために料理を作る――自炊からはじまる「ケア」の話』という本がとても面白いです。
日本で標準化されている「普通の食卓・家庭料理」を実現するのは本当はとても大変で、ハードルが高いもの。
「人のためにしか料理が作れない」「毎晩疲れていてジャンクなものを食べてしまう」など料理に困りごとを持つ方々が、自炊レッスンでの対話を通して自分と向き合い肯定し、料理に対する考え方が柔軟になっていく過程が描かれています。
材料・各工程の役割を理解したり、自分の感覚を頼りに判断する練習をすることで、レシピを含めた「料理とはこうあるべき」から解放される、料理を楽にしてくれる本です。肩の力が抜けると、見えてくる料理の楽しさがあります。
自炊レッスンに参加しました
前置きが長くなってしまいましたが、そんな考え方を発信されている自炊料理家 山口祐加さんの自炊レッスンに参加してきました!(ごく個人的に参加しました)
普段は複数回の自炊レッスンで教わるエッセンスを凝縮して、自炊のハードルを下げるヒントをお伝えいただく一晩だけの自炊レッスンです。その場にある食材で組み立てるスープを参加者で作り、メインのお料理と副菜を数品は山口さんが作る形で、最後は食卓を囲むという内容。
まずは山口さんの料理の考え方をレクチャー
山口さんが料理を並行して作る様子を見学しながら、料理において大切にしている考え方をレクチャー。
参加者から質問があれば都度回答いただきました。いも類以外の皮は剝かなくていい、切り方も口に入るサイズならいい、無理に手の込んだものを作らず自宅のキッチンの規模に合った料理を作りましょう、など「それでいいんだ!」と思うような回答がたくさんで、肩の荷が降りた気分になります。
グループワークで食材を選んでスープ作り
その後、3人程度のグループに分かれてスープを作ります。スープの組み立て方は肉orきのこ+野菜で最大3種類まで。
先に山口さんの料理スタイルを見ているからこそ感覚的な料理を認め合い、盛り上がりながらグループワークが進みます。
最後は個性豊かなスープが各グループ完成しました。
先ほど山口さんが作った、漬けておくだけ生姜焼き、鶏肉のおろし煮、カリフラワーのオイル蒸し、カブのサラダ、生姜たっぷり味噌汁も食卓に並べます。
どの料理も驚くほどおいしかったのですが、特に感動したのがカブのサラダ。薄切りにしたカブにあらかじめ塩をまぶしておくことで水分が抜けて下味がつき、オリーブオイルとレモンで洋風に仕上がっています。じゃこからは良い出汁が!家でも作ろうと思いました。
自炊レッスンを終えて
レシピに張り付かず自分の判断で料理をすることは、不安を感じる場面もあります。しかし、自分の心の声を聞いたり感覚を肯定することは、心のケアに繋がると感じました。また、うまくいかなかったとしてもそれを許すということ自体も生活の中で必要な練習になるのではないかと思います。
実は山口さんはヤシノミ洗剤を長く愛用してくださっていて、音声プラットフォームVoicyで最近コラボ放送が実現しました。ぜひ聴いてみてください。
自炊レッスン中、山口さんが料理の判断基準を「バイブスで!」と答えていたように、キッチンは感覚を信じて料理と向き合う空間。そのとき私はなるべく食材以外の香りを介在させたくないので、無香料のヤシノミ洗剤はとても合っていると思います。
もちろん、洗う際のリラックス感やごはんからの切り替え感を重視するのであれば天然精油の香りが広がるハッピーエレファントもおすすめです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。これからも料理をする自分を存分に褒めながら自炊をしてこうと思います。
この記事を読んで気になった方はぜひ、「自分のために料理を作る」を読んでみてくださいね。