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食べるものが身体を作るから
最近のわたしの関心ごとは「食」
とにかく安いもの、とりあえず好きなものを食べて過ごした20代
流石に30歳を前に自分の体や健康について考えるようになりました。
以前スポーツインストラクターとして働いていたので、30歳をすぎた女性の体がどうやって衰えていくのかある程度の知識があります。
それを踏まえた上で、そろそろどうやって自分自身の健康を守っていくのか考えなくてはいけないな〜とひしひしと感じています。
そこで最近読んだ食についての本で学んだことを書き残していきたいと思います。
今日は図書館から借りてきた3冊の本を。
この記事を読み終わる頃あなたの食に対する意識も変わるでしょうか。
1冊目『サラダ油が脳を殺す』
この衝撃的なタイトルに惹かれ、借りてみました。
『サラダ油が脳を殺す 「錆び」から身体を守る』
金沢大学院再生脳外科科長・医学博士 山嶋哲盛著 2012年発行 河出書房新社
この本はサラダ油に含まれるリノール酸が身体に悪影響を与える、ということを科学的な研究結果をもとに指摘しています。
「リノール酸から発生するヒドロキシノネナールこそが脳を錆びさせる元凶である。」(中略)「サラダ油の主成分であるリノール酸が脳の健康を害している。ことに、サラダ油を加熱することで発生する過酸化脂質のヒドロキシノネナールは、細胞膜に錆の連鎖を起こす神経毒である」(p6)
わたしがこの本を読んで一番驚いたのはうつ病は不眠症、ADHDといった精神病やアルツハイマー病を含む脳の病気が、食べるもの(摂取する油)を気をつけるだけで改善されるということでした。実際本の中で著者のアドバイス通りの食生活を送ったことでうつ病が治った話をしていたり、「アルツハイマー病の原因の一つはサラダ油である」と言い切っていることに驚きました。
本には「では実際どういうことに気をつけるといいのか」まで書かれているのでとても参考になりましたし、本当に油は気をつけて摂取しないといけないなと思いました。
2冊目『リスクを食べる 食と科学の社会学』
次に借りた本がこちら。
『リスクを食べる 食と科学の社会学』 柄本三代子著 2016年発行 青弓社
この本は社会学的な視点から食べ物に含まれるリスクについて書かれている。
本書の目的は、今日私たちの食べることにまつわる科学の性質を含む外の世界がどのようなものであるかを明らかにすることである。(中略)そもそも生きるためにはとにかく食べるしかない。あれこれについて「正しく理解」することが大事だとしても、まずはこの厳粛な事実と直結している。食べることを巡って「よき市民」として要求される「科学的正しさ」と生きるために食べることの分断と接続、それがどのようになされているのかを考えたい(p15)
わたしがこの本で印象に残っていることは2つあります。
一つ目は「テクノフード」がユーザーのニーズにお応えする商品として出されたこと、それを消費するように政府にも企業にもコントロールされた社会になっていると書かれていたこと。
二つ目は「食べてはいけない」と風評被害の項目に書かれた隷属と忖度で食べるものを選んでいるということです。
最近では特保や機能性表示商品が人気ですが、人はそれが良いと思って消費しているが、果たしてそれは科学的な根拠に基づいているのだろうか?
「よい市民」でいようとしているだけではないだろうか?という疑問を投げかけていたことです。
ここでいう「よい市民」とは今でいう「少しいきすぎた意識高い系」なのかなと思ったのですが(笑)「よい市民」でいようと思うがゆえに科学的根拠を無視して、国が認めたいいというものを個人で判断することなく摂取していることへの危険性を説いているように感じました。
また、マスコミがこの食品は危険です!と報道し始めると途端に人はそれを食べなくなる。しかしそれは本来「〜の恐れがある」程度のものにすぎないこともある。しかし社会の流れに隷属し、忖度して食べないことを選んでいる。わけですよね。
著者は「思考停止こそが実は最も正しくない態度」と書いていましたが、本当にそうだなと思わされました。
3冊目『有害重金属が心と体をむしばむ』
この本はデトックスについて調べているときに見つけた本で面白そうだから借りました。
『有害重金属が心と体をむしばむ デトックスのすすめ』医師/銀座サンエスペロ大森クリニック院長 大森隆史著 2005年発行 東洋経済新報社
この本は
有害ミネラルに着目し、水銀、鉛、カドミウムなどの有害重金属が全年齢にわたっていずれ健康障害を引き起こす恐れがあることに警鐘を鳴らし、デトックスすることで体内汚染を解決しよう
という内容です。
この中でわたしは印象的だったのは有害ミネラルがキレる子どもをつくるということ。自閉症の子どもの脳はゲーム脳(一時期話題になりましたね)と似ているところがあるそうです。その脳障害の起こり方は水銀や鉛が脳神経系に悪影響を及ぼすことの代償だそう。そして現代人は毒素を取り入れやすく、排出しづらい食生活をしているので改善されないサイクルになってしまっているということでした。
この本にも食べるものを気をつけたことで、水虫が治った、自閉症が治った話が載っています。最後にどうすればいいかも書かれていたので生活に取り入れられるものは取り入れていきたいと思いました。
これらの本が教えてくれたこと
やはり人の身体は食べるものでできていて、どんなものをどうやって身体に蓄積させるかで老化の速度だったり健康に関係があるんだと思いました。
どの分野においてもそうですが、まず知ることが第一歩。
人生は自分という主人公が生きているのですから、何を選びどう過ごすかしっかり判断しなくてはいけません。
何も関心を持たずなんとなくで暮らすことが一番怖いことであり他人任せの充実感のない人生を送ってしまいますね。
もちろん今回読んだ本も全てを正しいと信じ込むわけではありません。しかし、何事にも興味をもってしっかり情報収集して自分の身体と向き合って良い年の重ね方をしたいと思いました。
今回はまず導入として聞いたことのあった身体に悪いものの関する知識を得たいと思い、図書館で借りてきたのですが、やはり食に関することは新しい情報の方が研究も進んでいるのでいいな、と思ったので新書もいくつか購入済みです。また読んだら紹介したいと思います。
目指せ心も体も綺麗な30代!
自分の人生に責任を持って生きていこう。
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