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読書の森

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ああ明日仕事に行きたくないなあと思うとき。そんな日の夜にそっと背中をおしてくれる本を処方します。ホーホー、ようこそ読書の森へ。
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記事一覧

『   』 白洲正子

『「卯の花垣」と、長次郎の 「黒楽茶碗」どちらかを選ぶとしたら  どちらを選ぶだろうか?』…

sara
1年前
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『わたしの献立日記』沢村貞子

「ご飯をゆっくりとよそってみる」 最近、沢村貞子さんの、 料理のエッセイを読んだ。 そこに…

sara
1年前
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『世界はうつくしいと』 長田弘

「ことばが信じられない日は窓を開ける」 最近何か調子が悪かった。 今日は、髪を切って整え…

sara
1年前
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『軽い機敏な仔猫何匹いるか』 土屋耕一

あー、いいアイデアが浮かばなくて困ってるんだ。おい、yamamoto、なんか気の利いた小ネタ で…

sara
1年前
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オルタナティブなお便り

「ひさしぶりの街に行ってみるとか」 今日は駅の近くで時計の修理へ。用事を済ませ、コンビニ…

sara
1年前
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『詩と散策』ハン・ジョンウォン

『私が冬を愛する理由は百個ほどあるのだが、 その一から百までがすべて”雪だ”。それだけ私…

sara
1年前
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『人生の秋に』ホイヴェルス

『森のない民は気品ある沈黙を忘れる』 以前Voicyを聴いていると ホイヴェルスという方のエッセイを 紹介されていたので買って読んでみると、 これがおもしろい。 気骨があり、ドイツ人が書いた本とは 思えない文体に驚かされる。 ちなみにこの方は大正時代に 日本に来られ、上智大学で教鞭を取って いた方で、カトリックの神父でもある。 日本の古典にも造詣が深く、最上のわざという 詩は好んで引用される方も多い。 なので今回は自分の読書メモを兼ねて 別の詩を書き残しておきます。 彼

『秋の四重奏』バーバラピム

秋になってきましたね。 最近読んだ面白かった小説に バーバラ・ピムの『秋の四重奏』 と言う…

sara
1年前
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息苦しくなったときには

聖書の新約のところにイエスの磔刑が決まるシーンが描かれています。その時ユダヤ人たちはキリ…

sara
8か月前
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