【夫くんの居ない一ヶ月のこと】10月3日㈪ 目標を立てることが苦手な私が、目標を立てて3週間が経ちました
私は夫くんが研修で家を空ける1ヶ月間、「せっかく一人暮らしのような状態になるのだから、何か目標を立てて挑戦してみよう」と目標を立てていました。
「自己効力感をつけること」
「健康な体づくり」
それがこの1か月間の目標でした。
自己効力感をつけること
自己効力感は「自分でできるんだ」という感覚を掴むこと。
夫くんの研修が始まった3日目でパニック発作を起こした私は、それを自分の力で改善していくためにこの目標を立てました。
具体的な行動としては、主治医の先生に勧められた「外に出て、行ける距離と時間をのばすこと(入ったことのないお店に入る、いつも行かないスーパーで買い物をする等もOK)」に主に取り組んでいます。
夫くんの研修先の最寄駅まで、ひとりで行ってみたり。
両親が山の中の一軒家(元祖母、祖父の家)に引っ越したので、久しぶりにそちらへ行き、一泊してみたり。
新しくオープンしたお菓子屋さんへ足を運んでみたり。
心療内科の先生曰く、「いくら家の中で気分が安定していても、外に出られない、外へ出ることが怖いという状態では、改善しているとは言えない」とのこと。
実際、最近の私は夫くんにいつも行かないような所や、ちょっと外出しようと誘われても断ることが多くありました。
呼吸法で気付く「浅い呼吸」と「姿勢の歪み」
パニックの改善のために外出だけでなく、呼吸法も取り入れるようになりました。
うつやパニックの人は呼吸が浅い傾向にあり、深い呼吸にすることでセロトニン細胞が活性化され、症状の改善が望めることを知ったのです。
始めてからまだそんなに経っていませんが、毎朝「軟酥(なんそ)の法」という呼吸法を続けているうちに、日中の自分の呼吸の「浅さ」に気が付けるようになってきました。
「軟酥の法」をする際には正しい姿勢で行うのですが、姿勢を意識するうちに日常の姿勢にも自然と意識が向くようになりました。
最初に気付いたのは、私が反り腰であること。
正しい姿勢を取る際にぐっとお尻を引っ込めるようにするのですが、「正しい姿勢」と聞いてピシッと背筋を伸ばしたつもりが、反り腰だったのです。
それから最近は、首の傾きにも気が付きました。
美容院で髪を切っている時に時々首の傾きを左の方向へ直されることがあったので少し自覚はあったのですが、正しい姿勢で呼吸をしていると、その「傾き」がハッキリと分かるのです。
左側のこめかみがなんとなく引っ張られるように痛くて、首を少し左に傾けると少し良くなる。
Tシャツなどを着ると襟が片側に偏って右側は広いのに左側は狭くなるので、右肩が下がり、左肩が上がっている、姿勢の歪みもあるようです。
「パニックを改善するために」と始めた呼吸法をする中で見つけた、姿勢の歪み。
パニックやうつを改善するために呼吸法を続けつつ、毎回正しい姿勢を意識することで美しい姿勢も手に入れられたら…と、ちょっと欲張りに妄想しています。
健康な体づくり
パニック発作なのに、内科へ行ってしまった私。
そこで体重が4kg近く落ちていることを知りました。
帰宅して、パニックが落ち着いてから自分の身体を鏡を見てみたら痩せて貧相な体つきの印象で、それを改善すべく筋トレを強化し、食事の量も増やすようにしました。
体重が減った原因は、おそらく「私は少食だから」という口ぐせ。
食が細くなったのが先か、「少食だから」という口ぐせが先か、そこは記憶していませんが、最近はなぜか「私は少食だから」という思い込みが強く、朝ごはんを食べなかったり、ランチも軽く済ませたり、夕食ではお米を食べなかったり…と、食事の量が少なくなっていたのです。
しかし「私は少食」ではなくて、うつなどが起因して「食が細くなった」というのが正しい表現だったのだと、今なら分かります。
なので今は昼と夜はしっかり食べるように食生活を改善し、適度にサプリメントにも頼るようになりました。
筋トレは週に3~4日、毎回異なる部位を鍛えています。
始めてまだ少ししか経っていませんが、すでにくびれに変化があって、「筋肉が鍛えられ始めている!」とワクワク。
健康な体づくり、と目標を掲げましたが、その目標を「健康的なボディメイク」に再設定。
ほどよく筋肉をつけて体重を増やし、メリハリのあるボディメイクをしながら、「できた!」という達成感で自己効力感も掴む。
筋トレは2つの目標を一度に達成できる、今の私にはうってつけのトレーニングになっています。
「夫くんの居ない1ヶ月間、一人の時間が増えるからこそ、何かやってみよう」
夫くんの研修が始まってから3週間。
私の心と身体は、少しではありますが確実に変化しています。
今でもおうちは大好きですが、「自己効力感を掴むために」と意識的に外出し、薬も飲みながらパニックを改善していこうと自ら行動を始めたこと。
うつやパニックの改善のために「セロトニン」が重要であると知って呼吸法を始めたことで自分の呼吸の浅さや、姿勢の歪みに気付き、「改善したい」という意欲が出てきたこと。
体重が減ってしまったことをきっかけに、ボディメイクを始め、身体のラインの変化を通して「私でもできるんだ!」という感覚と喜びを知れたこと。
それから、これは内面の変化なのですが、言葉遣いについて「否定語を肯定語へ変えて、口に出す」「不確定な未来を明るいものにするために、自分の理想の姿を口に出す」という習慣をつけたことで、気持ちが少しずつ楽天的にもなってきました。
「夫くんの居ない1ヶ月間、一人の時間が増えるからこそ、何かやってみよう」
約3週間前の私の決意が、様々な変化をもたらしてくれた。
図書館で本を借りてきて読んだり、ネットで関連記事を調べて読んだり、インプットを沢山した。
実際に行動することでアウトプットも沢山した。
1日1日で見たら小さな積み重ねではありましたが、塵(ちり)も積もれば山となる。
私はいま、今年で一番自分の変化を感じていて、これからも行動を継続することで、さらに変化していけると確信しています。
この3週間が私にもたらしてくれた変化と、これからも変わっていけるという兆し。
金曜日には夫くんが帰ってきていつもの暮らしに戻りますが、折角掴んだ変化の兆しを失ってしまわないよう、私は、この3週間で得たものを継続していきます。
「私にもできる」
そう教えてくれた3週間に感謝をこめて。
2022年10月3日(月)12:53