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【適応障害休職日記】泣かなかった日

休職79日目

基本的にベッドから出たくない人間なのだが、
寒さがさらにベッドから出たくないを助長させている。
だが暑いよりはまだマシと言い聞かせている。

笑って話せた

前から一緒のメンバーさんは私の前職を知っている。
メンバーさんの職業柄、私の前職と繋がりがあり、
なんと職場に見学に来たこともある。(私が入職する前)

お昼にメンバーさんに「2年半ぶりに職場に行くことができた」と話した。
メンバーさんはパッと明るい顔で「すごい、よく頑張ったね」と言ってくれた。

前職の楽しかったこと、いいところを自分から話すことができた。
メンバーさんもたくさん共感してくれて、話が盛り上がった。

最初はパンフレットすら見ることができなかったこと。
公用車を見ると大騒ぎしていたこと。
交差点を曲がることができなかったこと。

けど、今日の朝、駐車場に公用車が停まっていて、
「あ…」と思ったけれど、それ以上の反応はなかった。
むしろ「受診の同行お疲れ様です」と思うことができた。

泣かなかった。
パニックにならなかった。
車から降りて通り過ぎることができた。

もちろん辞めざるを得ない状況になり、退職することになった後悔や、
たくさん迷惑をかけた申し訳なさは消えることはない。
これからもずっと思い続けるだろう。

けど、それよりも「よかった思い出」として、
前職のことを話すことができるようになった。

自分の中で区切りをつけることができたんだと感じられた。

ありがとう。

できることを、一歩ずつ。
大丈夫だね。

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