【適応障害休職日記】逃げなかった
休職62日目
寝付きが悪い。
中途覚醒が多い。
寒い。
起きたくない理由には申し分ない。
自分で乗り越えた
ねっっっっむ!と思いながらもリワークに行った。
ちゃんと行ったよって報告したかったから。
駐車場に着くと、目の前に見覚えのあるロゴの車が来た。
前の職場(別事業所)の公用車だった。
頭の中が「どうしよう」でいっぱいになった。
そのまま車に乗っていても目の前には公用車。
車を降りてもリワークに行くには公用車の横を通らなければならない。
震える手で必死にタオルを握った。
どんどん呼吸が荒くなる。
どうする?どうしたらいい?
止まるも動くも苦しい。
だったらと動く方を選んだ。
「大丈夫、怖いものじゃない。しかも職員は知らない人。ただ通り過ぎればいい」
リワークまで一直線に走った。
体はこわばっているし、手は震えているし、足もふらふらした。
けど、逃げなかった。
ちゃんとリワークに辿り着けた。
頑張った。
できることを、一歩ずつ。
大丈夫だね。