スイス料理と外食事情
Grüezi!(スイスドイツ語でこんにちは)
わたしは夫のスイスのチューリッヒ駐在についてきており、現在ひとときの駐妻スイス生活を送っています
スイスに来てもうすぐ半年。
美味しいものを食べることが大好きな私
いまだにスイスのレストランで「美味しい!」と太鼓判を押せるレストランと出会ったことがない。
高すぎる外食
スイスは物価が高い。特に外食は高いから、値段を考えるとどうしても「美味しい」のハードルが上がる
「美味しい…けど高すぎるね」の「けど」が必ずついてくる。
マクドナルドさえ、ビックマックにポテト、コーラのセットで15.90 フランで2300円。
高級とかではない普通のイタリアンの1番安いトマトのパスタ単品が16〜24フラン、3000円から4000円。
ちょっと引いてしまうくらいの驚異的な高さ
物価が高いと言われるロンドンやパリだと同じようなパスタが2000円台から食べれるから、やっぱりスイスのチューリッヒの外食事情は異常だと実感している。
スイス料理って何があるの?
スイスの都会であるチューリッヒはけっこうバラエティに富んだレストランが多い。
スイス料理、イタリアン、アジア料理、ケパブ、寿司。
寿司がスーパーの惣菜コーナーにサンドイッチに次ぐレベルで置いてあるのはなんか誇らしい。
ちょっと田舎に行くと途端にスイス料理の店しか見ない。
スイス料理の定番といえば、チーズフォンデュ。あとラクレットチーズをじゃがいもやパンにかけたラクレット。
チーズフォンデュやラクレットは匂いが強烈。
じゃがいものパンケーキのRösti(レシュティ)
これは店によって全然味が違う。酸っぱいときもあれば、べちょべちょの時もある。(高いけど)美味しいときもある。
どう味付けをしてるのか、全然想像がつかないときがある
Rösti(レシュティ)はすぐ作れるキットもあって、それも同様になぜか酸っぱくてべっちょり。
初めてRösti(レシュティ)を食べたのは、このキットで。全然美味しくないじゃがいものパンケーキなのはキットのせいだと思っていた。
実際レストランでもこんな味だった。キットの無駄な再現性の高さに驚いた。
仔牛のクリーム煮のGeschnetzeltes。こちらでクリーム系は結構地雷で味がしなかったり、とにかく微妙なことが多い。
こちらでは仔牛が1番高級でスーパーでも仔牛は250gで20フラン、日本円で3400円もする。
参考までに豚肉のブロック400gが2300円。
どちらも高い。
アルペンマカロニというマカロニとじゃがいもをチーズで和えたもの。まずくないと思うけど、わざわざ注文する気にならない。
あとチューリッヒはドイツの隣でドイツの影響が強いので、ドイツの郷土料理のソーセージ(ドイツ語でWurst)もよく見られる。
このあたりがどこでも食べれるスイス料理。
有名なチーズフォンデュの店に行ってみたけど
スイスでGoogle口コミで高評価なところが口に合うとは限らない。
地球の歩き方にも載ってて、Googleの口コミ(評価4.3で口コミ4863件)も良いチーズフォンデュで有名な店に行ったことがある。
地球の歩き方は旅行情報や地理情報だけではなく、グルメ情報も掲載されてて本当に便利。
Kindleより、ネット環境がなくても読める本がおすすめ。コロナ前と後で結構お店情報は変わるので、買うなら絶対に最新版。
さて、スイスではチーズフォンデュに白ワインを入れる。
「白ワインは本当ちょこっとだけ入れてください🙂」
とお願いした。
チーズフォンデュは単品5000円ほどでパンしかつかないのでフォンデュ用に野菜を1500円でつけた。
スイスで初めて食べるチーズフォンデュはキツイ白ワインの味がしすぎて、私にとっては食べられるものではなかった
白ワインといってもアルコール度数が高かった。
他に頼んだレシュティ(じゃがいものパンケーキ)は酸っぱくべちょべちょ。仔牛のステーキは味がしなかった。ステーキの付け合わせに味付けしていないパスタがついていた。
この3品とワイン1杯と水で1万5000円だった。
絶望。
日本人はスイスのフォンデュの味が苦手らしい。
友達いないから知らなかった…
スイスで人気のチョコレートのカフェに行ってみたけど
スイスで有名なチョコレートの老舗、Sprüngli のカフェに行った。いつも人でいっぱい。
トリュフという3000円の人気のアイスサンデーを頼んだ
チョコレート色のアイスはジャリジャリしすぎていて、さらに味がしない。
昔学校の授業で食べた、ミラクルフルーツを思い出した。
ミラクルフルーツを食べてから、レモンなどの酸っぱいものを食べると甘くなる、という実験だった。
ミラクルフルーツはなんとAmazonで買えるみたい。不思議体験をしたい人はぜひ。笑
今回は甘いはずのアイスが甘くない。
脳のバグみたいなスイスのアイスクリーム
チョコレートのソースは濃厚で甘いと予想していたのに、なぜか酸っぱい。かければかけるほど酸っぱい。
これはあれだ、たぶんカカオ含有率が凄く高いんだと思う。カカオ含有率高いチョコって酸味が出てくる。カカオ分95%の明治のチョコって苦さと酸味しかないもんね。そんなかんじ。
カカオ分高いチョコが好きなら、このアイスサンデーも美味しいのかも。
スイスとわたしの感覚が違いすぎて、いろいろと怖い。
笑っちゃうくらい高いハンバーガー
すっかりスイスでの外食恐怖症になった私。
しかしだんだんスイス生活が終わりに近づいてきたこともあり、あるレストランに行ってみた。
もちろん被爆を恐れて、多少は安いランチ。
そこはウェブサイトによると世界のステーキ屋ランキング101に選出されたことがあったり、スイスのガストロ1位に選出されたことがあるらしい。
これは期待できる。
満を持しての久しぶりの外食。しかも肉屋が併設されている。肉屋が併設されてるステーキ屋は美味いと相場は決まっている。
うん、高い
私は比較的安いハンバーガー一択だけど、それでも26フランで4420円もする。笑
夫はステーキにこだわっていて、メニューにステーキがなかったから、肉のガラスケースの中から選んで100g35 フラン(6000円)の牛肉のフィレにした。
100g。6000円。
サイドを勧められ、そういうときカッコつけたい夫はポテト1500円と赤ワイン1杯を注文。
スイスは水道水が頼みにくいので、それもお金がかかった。500円くらい。もう計算するの怖い
ハンバーガーはスイス産牛肉100%でミディアムのパテにベーコンやチーズ、レタス、トマトが入っていて、めちゃくちゃ美味しかった。
ハンバーガーなのに、小さくてジャンク感ゼロ。
ハンバーガーという料理。
ポテトはありえないくらい美味しかった。
人生ベストの美味しさ。
値段のプラシーボのせいか、美味しく思いたくなっちゃってるのかもしれない。
量が少なすぎず、普通だったのがさらに良かった
ステーキも美味しかった。
100gだから味わう余地がなかった。笑
そういえばヨーロッパでよく出る無料のパンも スイスは出てこないと書いてて気づいた。
会計は……
なぜか会計は90 フランで2万円近かった。
ワイン1杯と有料の水(美味しい)、ステーキ100gとチーズバーガー1個とポテトで、2万円。
衝撃の値段ですが、スイス一のステーキ屋だもんね。味は確かなので、もし値段は厭わないぜという人はぜひこちらへお越しください。笑
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