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プレスリリース、書いても意味ない?テレビ局勤務15年目のライターが解説
こんにちは。プレスリリース専門ライターのSaoriです。
昨日は「はじめてのnote」にリアクションをいただき、ありがとうございました!
まだnoteの使い方に不慣れな部分もありますが、気負うことなく、出来るだけ長く続けていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
さて、本日のテーマはこちら。
「プレスリリース 意味ない」
先日、Googleで「プレスリリース」と検索したところ、サジェストキーワードとして出てきた言葉です。
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結論からいいますが「意味がないことはない」です。
むしろ、メディア側の人間としてはプレスリリースに助けられたことが、何度もあるんです。
メディアは常に”ネタ探し”に追われている
私たちメディアの人間は、常に”ネタ探し”に追われています。
いや、追われているなんて生ぬるいもんじゃないです。「追い詰められている」の方がニュアンスとしては正しい。局や番組によっても違いますが、私の場合は、毎月自分の企画の担当日が決まっており、その日に間に合うようにネタを決めて、企画書を出す必要がありました。
1つ企画が終われば、もう次の企画。複数の企画が並行することもしばしば。あまりにネタが見つからなくて、夜も眠れず、ストレスで胃を壊したことも(ガチです)
そんな中でプレスリリースが届いていると、それだけで希望の光に見えたものです。何かネタになるかもしれない、と藁にもすがる気持ちでした。
実際に取材に至るのは、プレスリリース全体の〇割
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しかし残念ながら、届いたプレスリリースの全てが取材に繋がるわけではありません。
実際に取材に繋がり、番組で紹介できたのは、プレスリリース全体の1割、というところでしょうか。(番組内のイベント告知などで少しだけ紹介するものも含めれば、2~3割くらいには届くかもしれません)
「じゃあ、やっぱり意味がないじゃないか」
と思ったあなた!ちょっと待ってください!
”切り口”次第で取材に繋がる可能性はある
そもそも論になりますが、メディアが取材するためには”理由”が必要です。これを私たちは”ニュースバリュー”と呼ぶことがあります。
実際にあった事例を紹介しましょう。
ある日、クライアント様である水産業者さんから「大阪の某百貨店でイベントをやるから、そのプレスリリースを書いてほしい」というご依頼がありました。
ただ「イベントを行う」だけではインパクトが薄いと考え、リサーチしたところ「近年、水産物の消費が減っている」というデータを見つけたのです。
そのデータをプレスリリースに入れて書いたところ、地元・大阪の読売テレビさんが取材に来てくださいました。
「イベントを行う」だけでなく「水産物の消費減という社会問題の解決に繋がるようなイベントを行う」だから、取材する理由=ニュースバリューがある、と判断されたのだと思います。
特に報道番組では「今、社会で問題になっていることを解決するような商品・サービス」を紹介することが多いです。
「プレスリリースなんて、どうせ意味がない」とあきらめてしまう前に、取材されるための切り口を工夫できないか、考えてみてください!
もちろんこのnoteでも、ヒントをたくさん発信できればと思っています。