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移住前の子どもたちの様子
うちは、上の子が中学1年生。下の子が小学4年生。
上の子は、小学2年生のときに一年程度不登校を経験しました。
下の子は、保育園・幼稚園くらいから行き渋りが時々ありました。小学校に入ってからも、たまに行き渋り(登校しぶり)があり、そんなときは2〜3日、長めのときには4〜5日休んだりしていました。
そんな二人のために、伸び伸びと学べる環境はないかと探していました。
とはいえ、前年度は、二人とも楽しく学校に通うことができていました。
なので、そのまま環境を変えなくてもいいと思えなくもない状況でした。
けれども、上の子が中学校に進学するタイミングであるのと、下の子も一見問題なさそうに見えていましたが、ときおり見せる表情に「無。」としかいえないような気になる顔をするときがありました。
上の子は、妊娠7ヶ月目26週での早産だったため、たった848gで誕生。「超」がつく低出生体重児(未熟児)でした。
そのため、発達にゆっくりなところがあり、例えば生まれつき筋力が弱めなため、鉛筆がうまく握れない・コントロールができないため、筆記に時間がかかるということなどがありました。体を動かす・バランスを取るのも苦手で、よくどこかにぶつかったりしています。
その一方で、歴史が大好きで小学校のときから高校生が読むような内容の本を読んだりしています。
このように発達の凹凸が半端なく、小学校では特別支援学級と通常級と両方でお世話になっていましたが、中学になると定期試験が始まったり何かとスピードアップするので、そんな生活が本人にとっていいことなのだろうかと悩んでいました。
もっと長いスパンで成長を考えてやりたいと思っていました。
下の子は、おてんばな性格である一方、とても慎重なところがあり、不安に駆られるとなかなかその不安感が払拭できないことがあります。安心できる理由を話して聞かせてやったり色々試しますが、ダメなときは待つしかありません。
なので、保育園のときのような小さいときでも、朝「行かない。」と言ったら何をしてもダメでした。
また、集中すると止められず、「出かけるよ。」と言って靴をはきかけたのに、急に「絵をかく。」と言ってクレヨンと画用紙を持ち出して、玄関で描き始めてしまったこともありました。そうなると、30分〜1時間くらい待つ羽目になりました。
そんな感じで、
・繊細なところがある
・集中すると止められないほどやりたいことがある
というような特質が、保育園や学校などを窮屈に感じているのかな、という様子がありました。