フリーランス3年間の振り返り
2022年からフリーランスとして活動をはじめた。娘が小学生になる前に引っ越して、新しい地に暮らし、新しい仕事をはじめた。最初は採用支援の仕事をメインで行いながら、小学館のwebメディアBepal.netでアウトドアやキャンプ、ローカル情報について書いていました。取材していくうちにインタビュイのキャリアや人生について話を聴きたい思いが強くなり、2023年、稀人ハンター・川内イオさんが開講した「稀人ハンタースクール」に飛び込んだ。
スクールで学んだことを実践で活かしたくて、採用支援のお仕事を行なっていた会社の社長に、人生の深掘りインタビュー記事の提案を行い、その機会をいただくことができた。取材して書いた記事を読んでくれた方が社長と連絡をとり、入社した。そこから継続して社長に取材し、noteを更新する機会をいただけることになった。
2023年6月に採用支援の仕事を辞め、取材執筆の仕事をメインでやっていくことを決めた。
最初に人生深掘り記事を書かせてもらった社長のnoteや、会社を退職してからの状況をXやnoteに書いていたら、それを読んでくれたスタートアップの社長さんがXで連絡をくれた。「フルリモートで働くみんなに向けて社長の思いを発信していきたい」からはじまり、今はnoteでサービスを導入いただいた企業の社長にインタビューをさせていただいている。すさまじいスピードで事業が組織ができていく。一緒に体感できるのが嬉しい、楽しい。2024年に入り、社長さんが、親交のある社長さんを紹介してくれた。
ひとりで取材・執筆まで行うことがむずかしくなり、原稿を書いてくれるライターと一緒にチームを組むことにした。人と一緒に働く、チームで働く。ディレクションと編集を学んでいくことに。
2月にライターをしている知人からの紹介でnoteを書かせてもらうことになった。2024年は、3〜4社のサポートを行いながら、メディアに企画を出していった。メディアでつながりができた編集さんや、知人が声かけてくれて企業のオウンドメディアの取材記事を書かせてもらった。2024年、クライアントが増えた。企画を出したけど採用に至らないメディアも複数ある。おもしろそう!と応募してみたけど書類で不採用の仕事もあった。「通ればラッキー!」お師匠の言葉を胸に、企画が通るまで出し続ける。
Bepal以外に人生深掘り記事を書かせてもらえるメディアとしては、2023年7月、ロコラバに企画が通った。九州大学で働きながら福岡 中洲で昼スナックを開くフィッシュ明子さんに取材。取材翌日、スナックオープン日に写真撮影にも訪問させていただき、二日間取材させていただいた。
2023年12月、ほとせなに企画が通り、コスタリカでプロサッカー選手を経験し、福岡糸島で保育園の園長として働く有坂さんに取材。
2024年1月、beyondmagazineの企画が通り、yurinasiaさんに取材。J R水巻駅へ。記事は4月5日公開。4月1日からyurinasiaさんがオープニングの振り付けをしたNHKの朝ドラ「虎に翼」がはじまった。yurinasiaさん、とにかく、かっこよかった。
2月、Xで地元佐賀について投稿されているのを見て「佐賀最高」とリツイートしたらクオリティーズ(Qualities)の編集長日野さんに声をかけていただいた。お会いして企画を出させてもらって、5月に福岡糸島で映画会社を営むユナイテッドピープル株式会社の関根さんに取材。大学卒業後の旅行で訪れたガザで出会った少年の言葉から、自分の命の使い道を考えるようになった関根さんの生き方、言葉を深く刻んだ。自分の声は届かない…ではなく、ひとりでも声を上げ続ける、行動し続けることが大事。「頑張らない、諦めない」。
会社退職後から、企画を送っていたプレジデントに6月に3回目の企画を送ったら初めて返信をもらうことができた。地元である佐賀 嬉野の佐嘉平川屋の平川さんに取材。九州大学大学院を卒業し、国土交通省の官僚として働いた後、起業するために腰かけとして倒産寸前の実家の豆腐屋に入った平川さんの物語を書かせていただいた。
雑誌や企業の広報誌の取材記事も書かせてもらった。
2024年5月、7月、ソーシャルメディア関連企業の社内報にて取材・執筆。
2024年12月2日発売のカルチャー誌『EYESCREAM 2025.1』福岡特集の62,63,82ページ、yurinasiaさんに取材執筆。webメディアでの取材執筆がきっかけとなり、声をかけていただくことができ、めちゃくちゃ嬉しかった。
「目の前の仕事に魂を込めてやっていれば、仕事が仕事を連れてきてくれる」と師匠は言う。ほんとそうだなと思える場面がいくつもあった2024年。取材して書くことは手段であって目的ではない。自分では経験することのできない、人の話が聴きたい。聴いたら書いて自分なりに解釈したい。聴いて書くとはそういう作業なのかもしれない。
41歳で脱サラしてライターにチャレンジしたり、本屋でインターンをしたり、小学校で話をしたり、ZINEを制作したり。未知の世界が見たい。
そして、自立自走していたい。2022年から2023年には売上は1.7倍。2024年には3倍に。ライターの仕事だけで考えるとうん十倍だ。本屋でインターンをしたり、イベントを開いたり、小学校で話したり、ZINE を作ったり。自分の枠を決めずに、ワクワクに正直に動いていきたい。
一番大事にしたいことは、自分で決めること。自分で決められるように、研鑽したい。研鑽するためにはワクワクすることだけをやる。さんざん数字を追いかけてきた。目標達成からの逆算思考もお腹いっぱい。比べる、競う、より大きく、、、はもう十分。2025年も、正しい道より楽しい道を。最短距離より、寄り道を楽しんでいこう。
この身体を生かしてもらえていることに感謝して、生きていこう。