禅の道(55)岐路における選択
会社員としての務めと仏道の両立について
「僧侶としての道を歩みながら、会社員としての仕事も続けるのは、中途半端ではないか」と問われることがあります。しかし、私はこの二つを両立することに、大きな意味があると感じています。
仏教の教えは、日常生活の中でこそ輝きを放つものです。職場での人間関係や課題を通じて、教えで説かれる「慈悲」や「無我」を実践することは、仏道の真髄に触れる瞬間でもあります。また、会社員として働くことで、現代社会のリアルな問題に接する機会を得られ、それが仏道の理解を深める一助となっています。
本音を言えば、「今の生き方が一番楽しい」というのが私の気持ちです。仏道だけに専念する選択肢もありますが、会社員としての仕事も私にとって大切な学びの場であり、喜びの源なのです。二足の草鞋を履くことは中途半端ではなく、むしろ幅広い視野を持って「仏道を生きる」ための豊かな基盤だと考えています。
仏教には「縁起」という教えがあります。この世のすべての事象は互いに結びついて成り立つという考え方です。私にとって、会社員としての役割も、僧侶としての修行も、それぞれが支え合いながら成り立っている「今ここ」の現実です。どちらか一方を選ぶのではなく、両方を楽しみ、感謝しながら生きる。それが私なりの「自由な生き方」です。
皆さんも「どちらかを選ばなければならない」と思い詰めるのではなく、「両方を大切にする」という選択肢に目を向けてみませんか?その中に、意外な喜びと学びが隠されているかもしれません。
変化球の中での直球勝負。
今日の記事は、タイトル通り「私自身の選択」です。
ご覧いただき有難うございます。
念水庵 正道
にゃんすいあん日記25日目
登りきるまでは順調だったのですが、
おりるときはぎこちなく、びびりのビリーらしく可愛いもの。
ここが、しっぽをつかまえようとしますが、、、
ンなことは全くお構いなし。
柵をのりこえるまでに。。。