蹲踞は最高のスクワットです。

相撲や剣道では蹲踞そんきょのスタイルで座りますが、これはディープスクワットと同じですね。スクワットにも色々ありますが、年を重ねると少しきついと感じる方が多いと思います。

ただでさえ運動不足の方がこれを急にやると腰が痛くなったりします。床のゴミを拾うときに、無意識に中腰の姿勢で拾う方は要注意です。膝を折って腰を落として拾えば意外と楽に拾えます。

問題は立ち上がるとき辛いんですね。ですから腰を落とすことをためらって中腰になるわけです。そんな日々を続けていたら腰痛になるのは当り前ではないしょうか。わたしは医師ではありませんが経験から申し上げます。

蹲踞の姿勢（ヤンキー座り）から楽に立ち上がるコツをお伝えします。片足（または両足）の踵かかとを軽く踏むようにして、その瞬間に立ち上がってみてください。どうですか？楽に立てるでしょ？

スクワットも同じです。立つときに踵を踏むようにすると楽なのです。この技はさまざまな運動に利用できます。重いものを動かすときや踏み出すときなど「かかとを少し踏みながら」を意識すると、びっくりする力が出ます。

これはもう日々の暮らしの中で実践されるといいです。お坊さんが元気なのは立ったり座ったりが意外と多いんです。その時のコツが「かかと」の使い方でして、修行で培う技のひとつです。健康法でもあります。

今日の一言は端的に、、、

蹲踞（水）

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念水庵

蹲踞の習慣